ミクロソリウムの宿敵”シダ病”について

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皆さんこんにちは、Tです。この記事を読まれている方の中には、ミクロソリウムを育成していたらだんだんと葉が黒っぽく…。そんな経験ありませんか?それ、もしかしたら シダ病 にかかっているかもしれません。今回ではミクロソリウムなどのシダの仲間特有の病気、シダ病についての解説です。

シダ病 とは

葉の根元が茶~黒っぽく変色する病気です。黒くなる範囲は日を追うごとに広がってゆき、放置すると全体が浸食されたあと枯れてしまいます。

通常のミクロソリウム
シダ病にかかったミクロソリウム

原因

一般的に下記の要素が原因となり、発症するケースが多いです。

・水温が28℃以上
・根茎近くに水の淀みが発生している

この2点だけ注意すれば、シダ病にかかることはほぼありません。

シダ病と疑う前に

シダ病でなくても、葉が黒ずんでしまう事があります。シダ病と疑う前に、次のことを確認しましょう。

・pHと硬度が高い
・葉焼けしている
・エビなどによる食害

pHと硬度が高い

ミクロソリウムは一般的な水草と比べて少しだけ硬度の高い水質を好みます。しかし、硬度をあげることを意識しすぎると、状態を崩してしまいます。

水質測定・改善を行う

この要因で状態を崩している場合は水質測定・改善を行いましょう。

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葉焼けしている

葉焼け は人間で言う火傷のような症状。光が強すぎて細胞が死滅してしまっている状態です。ミクロソリウムはあまり光量を必要としない「陰性水草」なので、葉焼けがおきたらライトの位置を遠ざけるか、光量が弱めのライトに交換しましょう。

エビなどによる食害

コケの除去に活躍するエビなどの生体ですが、導入量に対してエサが比例していないと水草の新芽を食べてしまいます。コケの除去が完了したら別の容器に隔離しておくなどの対策を取りましょう。

対処法

シダ病になってしまった時の対処法は2種類あります。

・水温を28℃以下に下げる
・傷んだ葉及び傷んだ葉に触れた可能性のある葉をトリミング

水温を28℃以下に下げる

冒頭にも書きましたが、シダ病は28℃以上の高水温で発生するケースが多いです。そのため、アクアリウム用のファンやクーラーを設置して水温を下げましょう。特に夏場には注意が必要です。

アクアリウム用ファン

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アクアリウム用クーラー(セット)

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アクアリウム用クーラー(単体)

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こちらの機材を使う場合は、機材だけのちからに頼るのではななく室温の調整も同時に行いましょう。また、各水槽サイズに適合した製品がリリースされているのでお持ちの水槽にあった機材を選んでくださいね。

傷んだ葉 及び傷んだ葉に触れた可能性のある葉をトリミング

病気から水草を回復させるためにはトリミングも重要です。軽度のシダ病なら、黒く色付いた葉だけを根元から切りましょう。全体に黒図んでしまっている場合には、葉を全て切り落とし根茎だけ残します。根茎だけになってしまっても、環境が良ければいずれ葉を展開します。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

シダ病についての解説いかがだったでしょうか?高水温と根茎付近の通水性にさえ気を付ければシダ病にはほとんどかかりません。この記事を参考に、よりよい水草ライフを送ってくださいね!

ミクロソリウムの事をもっと知りたい方はこちら!▽

投稿者
T

1997年10月8日生まれ。愛知県出身。アクアリウムは初心者で、ビギナーの心に寄り添った記事を目指しています。自宅でフトアゴヒゲトカゲを飼育(8歳)趣味のオートバイはかれこれ6年目に突入。

ティーよりコーヒーが好き。

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