見つけたら駆除しよう ライブロックに潜む危険生物

その他無脊椎動物
その他無脊椎動物製品解説

どうも、ほにゃらら sp.です。

今回紹介するテーマは「ライブロックに混入する危険生物」。

ライブロックはマリンアクアリウムにおいて、水質を安定させる目的で欠かせない素材の一つです。
海という自然の環境下で形成されるものであるため、その表面には多種多様な生物が付着しています。

マリンアクアリウムに欠かせない「ライブロック」

時にはサンゴや海藻、カイメンの仲間など水槽内を彩り豊かにしてくれる生き物が付着していることもありますが、一方で人や生体に危害を加える危険な生物が付着していることもあります。

またライブロック購入時には非常に小さな個体が付着しており、水槽に入れてからその存在が発覚することもあります。

これらの生物はメンテナンス時などに不意に現れ、アクアリストの体に危害を及ぼすことも……。
なので、見つけたらできるだけ速やかな駆除が推奨されます。

今回は見つけたら真っ先に駆除すべき危険生物について紹介します。

ウミケムシの仲間
シャコの仲間
カニの仲間

よく見かける危険生物

ウミケムシの仲間

ウミケムシは全身が毛におおわれたゴカイの仲間です。
ケムシと名が付く通り、ライブロックの表面をもぞもぞと這いまわっていることが多いです。

この毛は針のように鋭く、そしてもろいです。
素手で触れると、簡単に折れて皮膚に突き刺さります。
ライブロックの下に潜んでいることも多く、移動させようと持ち上げたら刺された、ということも珍しくありません。
こういったことから、ライブロックに混入しうる有害生物の中では、一番不意打ちしてくる可能性が高い生物です。

刺さった毛は簡単には抜けません。
刺されると患部が痛んだり、強いかゆみを覚えます。
また、腫れることもあります。

刺されてしまったら、セロハンテープを患部に貼り付けてからはがし、刺さった毛をできるかぎり抜いてください。
素手で抜こうとするともう一方の手に刺さってしまうことがあるので、刺さった毛は絶対に素手で触ってはいけません。

通常、1~数日程度で痛みは引きます。
もし症状が長く続くようであれば、病院で診てもらうようにしてください。

ウミケムシ対策
厚手の手袋がおすすめです。
軍手は針が貫通するため不向きです。

ウミケムシの厄介なところは、他の危険生物と違って目視が困難なところです。

ライブロックを素手で持ち上げたら、裏に潜んでいて刺されたということも多いです。

このためライブロックを触るときは、厚手の手袋をしてから動かすようにすると安全です。

シャコの仲間

強いパンチ力を持つ甲殻類の仲間です。

ライブロックへの混入は比較的多く見られ、大抵の場合ライブロックの穴の奥深くに棲んでいます。
この性質上、出荷前の確認が不可能という点が厄介なところです。

ライブロックを入れてしばらくすると出てくることがあります。

人に危害を加えることはほぼありませんが、持ち前のパンチで生体に危害を加えることがあります。
見つけたら、駆除すると良いでしょう。

カニの仲間

一見可愛らしいカニの仲間も、小型魚に対しては脅威となることがあります。

こちらもライブロックの穴深くに潜んでおり、確認が不可能なことも珍しくありません。

ライブロックのおまけでついてきてラッキー……と感じるかもしれませんが、カニの仲間は基本的に攻撃性が強いです。

このため、種類の判定できないカニは基本的に生体に危害を加えるリスクを持っていると考えたほうが良いでしょう。

疑わしきカニは、駆除したほうが安全です。


危険な有毒生物

先に紹介した生物に比べると、混入例は少ないです。
こちらは有毒なためより一層の注意が必要です。

イモガイの仲間
ガンガゼの仲間

イモガイの仲間

イモガイの仲間は強力な神経毒を持つ毒針を突き刺し、獲物を痺れさせて捕食する肉食性の巻貝です。
貝の色や模様は種類によってさまざまなものが見られます。

ライブロックに混入しうる有毒生物の中では最も危険な生物であり、小型個体でも毒があるので注意が必要です。

イモガイの毒は人間にも効いてしまうので、万が一刺された場合はすぐに病院で診てもらってください。
神経毒であるため、そのまま放置すると全身のしびれや呼吸困難を引き起こす恐れがあります。

イモガイが厄介なのは、コケ取りに人気の「マガキガイ」と見た目が非常によく似ている点も挙げられます。
ライブロックにマガキガイのような貝がいたら安全のため素手で触らずに除去しましょう。

コケ取りに人気のマガキガイ。
見た目が似ているので要注意です。
マガキガイとの見分け方
貝殻の縁に注目。
目を出すためのくぼみがあれば
マガキガイです。

マガキガイとイモガイは非常によく似ており、慣れないと識別は難しいです。
マガキガイは貝殻の縁に「目を出すためのくぼみ」があります。
このため目の近くの貝殻の縁がやや凹みます。

イモガイにはこのくぼみがなく、縁取りはまっすぐになります。貝殻の縁を見れば、マガキガイか、それ以外のイモガイかを区別できます。

なお、判断を誤った場合はリスクが大きいため、マガキガイかイモガイかあいまいな場合は、駆除したほうが安心でしょう。

ガンガゼの仲間

ガンガゼは細長くもろい棘を持つウニの仲間です。
この棘には毒性があり、刺されると強く痛みます。

また非常にもろく簡単に折れてしまうので、刺されると皮膚の中に残りがちなのも厄介なところです。

幸い、ガンガゼの仲間は比較的大きく、ぱっと見で存在を認識できるほど目視しやすいです。
小型個体がライブロックに紛れて侵入してしまうことはあり得ますが、ある程度成長した個体であれば目視は容易でしょう。

ガンガゼは本体をピンセットなどでつまみ、除去すればOKです。
棘はもろいので、掴むとすぐに折れてしまいます。


チャームのライブロックは安心!

チャームで販売中のライブロックは、これらの有害生物を目視で可能な限り駆除したものを出荷しています。

このため、一見して目視できるような大型のイモガイや、ガンガゼが混入することはまずありません。

マリンアクアリウムを安心してお楽しみいただけるよう努めて発送しています。

小型のイモガイやウミケムシもできる限り駆除しています。
ただし、これらは目視が困難なこともあり、100%確実に駆除できているとは断言ができません。

ライブロックを触るときはできる限り表面をよく確認してください。
厚手の手袋を着用すると安心です。


ライブロックに混入する危険生物 まとめ

ライブロックに触れるときには要注意!
  • ライブロックには多種多様な生物が付着しています。
    観賞上有益な生物が付着していることもありますが、有毒生物が付着していることも。
  • 「ウミケムシ」「シャコ」「カニ」は混入することも多いです。
  • 「ウミケムシ」は全身が毛におおわれたゴカイの仲間です。
    素手で触ると手に毛が刺さり、患部が痛みます。
    ライブロックの裏などに潜むことも多く、不意打ちされることも多々あります。
  • 「シャコ」「カニ」は攻撃性が強く、小型魚に対して脅威となります。
  • 「イモガイ」は見た目はマガキガイにそっくりですが、強力な毒針を隠し持った巻貝です。購入した覚えのない巻貝は、触らずに駆除しましょう。
  • 「ガンガゼ」は細長くもろい棘を持つウニの仲間です。
    棘は掴むと簡単に折れてしまい、皮膚に突き刺さると痛みます。
  • 「イモガイ」「ウミケムシ」「ガンガゼ」の3種は有毒なため、要注意です。
  • ライブロックを触るときは厚手の手袋を着用することで、これらの有害生物による不意の攻撃を防げます。

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