よく聞くアンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩ってなに?<アクアリウム用語解説>

水質ってなに?
水質ってなに?

熱帯魚飼育で重要な「水質の管理」。今回はその中でも放っておくと生体に悪影響を及ぼしてしまうアンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩について解説していきます。熱帯魚を飼育する上で非常に重要なテーマですので、この記事を読んで理解を深めていただければと思います。

水槽内に放っておくと魚に悪影響が!

生物を飼育していると水槽内に発生する「アンモニア」「亜硝酸塩」「硝酸塩」。これらの毒性は、アンモニア⇒亜硝酸塩⇒硝酸塩の順に弱くなるのが特徴です。この”アンモニア3兄弟”について1つずつ解説していきます。

アンモニア

アンモニアは生き物の代謝の結果、必ず発生する物質です。特徴として、特有の刺激臭を放ち、強毒性を持ちます。アクアリウムでは、生き物の排せつ物や残餌、死骸や枯れた水草などが分解される過程で発生します。水槽内のアンモニア濃度が高くなりすぎると生き物はアンモニア中毒に陥り、死んでしまいます。一般的に水槽立ち上げ後1週間ほど経つと検出されるようになります。また、エサのあげすぎや水槽のメンテナンスが不十分なことで底床内に残餌やフンがたまっていても検出される物質です。魚の飼育ではできる限り0mg/Lにします。(試験紙などで検出されない値)

亜硝酸塩

亜硝酸塩は水槽内に発生したろ過バクテリアがアンモニアを分解した物質です。アンモニアほどではないものの、毒性があるので注意が必要です。水槽内に亜硝酸塩が蓄積していると、茶ゴケが発生しやすくなったり、魚がじっと動かず様子がおかしいなどの異常が起こります。一般的に、水槽立ち上げ後約1~3週間の時期に検出されやすい物質です。魚の飼育ではできる限り0mg/Lにします。(試験紙などで検出されない値)

硝酸塩

硝酸塩は水槽内で発生したアンモニア3兄弟がろ過バクテリアによって分解された最終段階の形です。どんな水槽環境でも多少は必ず存在し、pHを下げる特性を持ちます。アンモニア3兄弟の中で最も毒性は低いものの、魚が調子を崩したり藻類が増殖したりする原因になるため、定期的な水替えによる除去が必要です。0~25mg/Lの範囲に抑えるのが理想的です。

アンモニア3兄弟を分解してくれるバクテリアの存在

水槽内のアンモニア3兄弟を分解してくれるのが「硝化細菌」と呼ばれるバクテリアです。このバクテリアは「好気性バクテリア」という酸素が存在する場所で活性化します。飼育水をろ過するフィルターでいえば、生物ろ過のろ材に定着することでこの硝化細菌がどんどんアンモニア3兄弟を分解してくれます。

しかし、先述したように最終分解物質である硝酸塩であっても毒性があることに変わりありません。毒性が弱くても多量に蓄積すると水槽内の生き物に悪影響を与えます。この硝酸塩を減らす目的で行われる作業が「定期的な換水」です。十分にろ過が機能し、定期的な換水を行っていればアンモニア3兄弟は過剰に蓄積することなくきれいで健康的な水を作ることができます。

水槽内のアンモニア3兄弟をチェックしよう

メカニズムを知るとお持ちの水槽の飼育水にどのくらいアンモニア3兄弟が蓄積しているのか気になりませんか?そんな時は測定グッズを使うと効果的です。

バイコム スターターテストキット 淡水・海水用

アンモニア・亜硝酸・硝酸、3つの水質を簡単、正確に素早くチェックできます。説明書つきでわかりやすい上、淡水・海水両用なので便利です。

テトラテスト 6in1 試験紙(淡水用)水質検査試験紙

亜硝酸塩や硝酸塩だけでなく、pHや総硬度・塩素などもこれ1つで測定できる優れモノ。特別な器具や面倒な手順は必要なく簡単に測定が可能です。

硝酸塩を除去・中和するにはどうすればいい?

最終形態である硝酸塩の減少に一番効果があるのは水替えです。ですが、大型水槽ともなると水替えも重労働・・・。そんな時はお手軽な添加剤を使って、硝酸塩を除去しましょう!ピッタリの商品をご紹介していきます。

添加剤での中和の前に、水替えに欠かせないカルキ抜きのご紹介です。

換水に欠かせないカルキ抜き

エーハイム 4in1(フォーインワン) 500ml

基本的な水質調整剤の4つの効果を一本にまとめた便利品です。水質調整剤を買いたくても、どれを買えば良いか分からない方にはこちらの商品がオススメです。

・水道水に含まれる魚に有害なカルキを中和。
・コロイド成分が魚のエラと粘膜を換水時のショックから保護。
・ポリマー成分が白にごりの原因物質を凝集除去。
・水道水に含まれる重金属を無害化。
・魚を健康に育てるビタミンBを含有。

ここからは硝酸塩を中和してくれる添加剤をご紹介します。

硝酸塩を中和してくれるアイテム

テトラ 水リサイクル 250ml 

水換えの原因となる汚れのもとに働きかけ、水の鮮度を保つ水質調整剤です。硝酸塩を分解し、無害にするバクテリアを増やします。

コルドン アムケル プラス 熱帯魚用 237ml

水道水の中に含まれる有害なカルキ(塩素)とクロラミンを中和できる他、水槽内に発生するアンモニア、アンモニウム、亜硝酸、硝酸塩、及び窒素を中和します。水替えの頻度の減少に繋がります。

B-blast 究極のコケ知らズ リキッド 250ml

コケの二大発生原因「硝酸塩」「リン酸」を除去するコケ抑制剤です。水草に対して作用するタイプの調整剤ではないため、水草水槽でも安心してご使用可能です。

添加剤の使用で硝酸塩の中和は可能ですが、除去できる製品は非常に少ないです。「換水の頻度を減らしてくれるお助けアイテム」として上手に活用してくださいね!

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。今回は水槽内に発生するアンモニア3兄弟について解説しました。アンモニア3兄弟が発生するメカニズムや対処法を知っておけば、より健やかなアクアリウムライフを送れること間違いありません!

投稿者
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1997年10月8日生まれ。愛知県出身。アクアリウムは初心者で、ビギナーの心に寄り添った記事を目指しています。自宅でフトアゴヒゲトカゲを飼育(8歳)趣味のオートバイはかれこれ6年目に突入。

ティーよりコーヒーが好き。

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