アクアリウムECサイト「中の人」がこっそり教えるおすすめグッズ＜charm中の人に聞く＞

編集会議でGOサインをもらってしまった以上、社内調査開始ですよ。
アクアリウム業界に居ながらアクアリウム素人の私、黒デメキン。素人なのを良いことに厚顔無恥に社内に聞いて回りますよ。
charmの従業員数546名（2022/04/05現在）。アクアリウム玄人もいれば私のように超絶素人も沢山います。（名誉のために言いますが、黒デメキンの得意分野は圧倒的に哺乳類です。）さあ誰に突撃しようかな。

日本産淡水魚を太らせるにはこれ以上のフードは無いとMさんは力説します。charmのサイト上で販売される淡水魚用の餌1682商品（2022/10/18時点）の中でもう即答。なんでこれが注目されないのが不思議、とMさん。
このフードの特徴は高タンパク・高カロリー。日本産淡水魚にとどまらず鯉系の魚（金魚・鯉なども）にもオススメ。太らせる・産卵を助ける・色艶をよくしたいときは騙されたと思ってこれをぜひ選んでほしいとのこと。
日本産淡水魚の救世主的商品。

ゼニタナゴを飼育しているが痩せてしまって困っているという方は非常に多いと思います。こちらの商品は痩せやすいゼニタナゴにもってこいの商品なのです。

このフードの特徴は主原料がミズアブの幼虫であること。小型熱帯魚が野生下で何を食べているのかを考えたときに圧倒的に昆虫食なのです。フィッシュミール（魚肉）を主原料としているフードが多い中で野生の食性に着目したフードといえば……と、こちらに行きついたそうです。第二原料にサーモンを用いて嗜好性も上げていているのもうれしい。もちろん栄養バランスも整えられている総合栄養食なので、本物の虫そのものを与えるよりも栄養の偏りなく魚を育てることが可能と研究熱心なKさんは言います。

ちなみに後述のメダカのSさんも「何かおすすめ商品ありますか」という問いに、真っ先にこちらの商品を挙げてくださいました。Sさん曰く、野生下では昆虫を主食としている熱帯魚には特に有効で、ソードテールの繁殖率が上がったそうです。

こちらの商品は外部フィルターにセットする出水パイプ、吸水パイプ用のクリップです。水槽に引っ掛けるとパイプがどうしても歪んでしまうためキスゴムで水槽に張り付けるのが一般的ですが、キスゴムは取れやすかったりキスゴムが景観を損ねてしまうという悩みも生みます。
こちらの商品は２本のパイプを平行に連結することで水槽にパイプをひっかけるだけで美しく設置することが可能になるのです。透明な色も景観を損ないません。
お値段も非常に手頃。この価格で外部フィルター設置のちょっとしたストレスが大幅に削減する非常に便利な商品です。

サイズ展開はM・L・M/Lサイズの３種類。M/Lサイズは出水と給水でパイプの径が異なるというよくある場面を想定して作られている優れもの。

色々なメーカーが本当にたくさんのカルキ抜きを販売していて、一体何を買っていいのか迷ってしまっているお客様が多いそうです。そんな人にいつもSさんがおすすめしているのがこの商品。カルキ抜きの中でも価格は高いのですが、

• カルキ抜き
• 重金属の中和
• 表皮、エラの保護

が可能で、基本的にどの生体にも良い効果があります。そして信頼のテトラ製品。
迷っているならこれで大丈夫とのこと。

「最短で底床掃除するなら絶対にこいつ」とYさん。他の同商品のように径が小さくなく、逆止弁など余分がものが付いていない。そのため水の抵抗が少なくガシガシ底床掃除をする場合はこれ一択とのこと。
ただ、水が大量に排出されてしまうので浄水器で水を補給しながらしなければならないのと、シュポシュポなどついてないのでサイフォン式の排水に慣れが必要など注意点もあります。
また、ロングではないのもあるのですが、ソイル掃除が簡単にできるロングの方が絶対に良いそうです。
「径が小さい他の同商品はこじんまりきれいにしたい場合に使用、リセットや水槽が大きい場合はこいつが最強。」とのこと。

charmの生体管理の業務は水換えに始まり水換えに終わると言っても過言ではありません。管理水槽の状態を保つためには常にいい水で管理することが重要だからです。

こちら稚魚・稚エビを繁殖のために隔離するいわゆる繁殖用の隔離ボックスなのですが、Sさんはこちらをベタの飼育用に使用しているそうです。この隔離ボックスを普通の水槽に取り付け、中でベタを飼育とのこと。
Ziss Aqua BL-2Tの良さは、左右の金属ネットが程よく水流を弱めてくれるだけでなく、効率のいい水流循環が可能で、隔離水槽にもかかわらず母体水槽と同様の水質を保てるそうです。
また、これを導入したことによりそれぞれのベタ水槽を小まめに換水する手間や小型ヒーターを使用してそれぞれのベタ水槽の水温管理をする必要がなくなるので、管理コストが削減できたのだとか。

水槽を増やすとそれに伴ってフィルター・ヒーター・ライトなどがそれぞれ必要になりコンセントの差込口が足りなくなってしまうなんてこともあります。隔離ボックスはそんな悩みも解消してくれるのです。

長いピンセットでは珍しく滑り止めのギザ加工がないのがこのピンセットの特徴。実はこの特徴は意外と使用感への影響が大きいんだとか。ピンセットを初めて使う人にもかなり使いやすく感じてもらえるそうです。
先端が薄く平たい割に全体の剛性が高いので、強く摘まみたいときにもしっかりと保持できるためストレスなく使えるのもポイントです。また先端に行くにつれて細くなるデザインは底床に差し込みやすく引き抜きやすいのです。シンプルできれいな見た目もお気に入りポイントなんだとか。

通常廉価製品は先端のかみ合わせに個体差が生じ、当たりはずれがあります。この商品はピンセットにしてはお値段高めですが、それ相応に精度も高いんだそうです。

水草に必要な養分もしっかり含まれており、透水性、通気性、保水性完璧で根の伸びも非常に良いとのこと。pHが中性から弱酸性で安定するため水草育成にピッタリの水になってくれるのだとか。店頭でお客様に水草の育て方や水槽の立ち上げ方のご相談に乗っていたTさんが、水草水槽をこれから始める方全員に胸を張ってお勧めしていた商品だそうで「おかげさまで失敗しませんでした」「成功しました！」等のお褒めの言葉をいただくこともあったとか。
そんなTさんは「水草ならこのソイルで間違いなし」と今では確信しているとのこと。

さまざまなメーカーからたくさんの種類が販売されているので選ぶ際に迷ってしまう方が多いのがソイル。もちろん色や形など好みもあるかと思います。迷ったときは選択肢の一つとして思い出してくださいね。

「廃盤なんですけどー」
……え、今廃番っつった？
ちょっと！Yさん！そういうところだよっ！！

こちらの商品は投げ込み式のスポンジフィルター界隈では非常に人気の高かった商品で惜しまれながら廃番となってしまったそうです。かれこれ７年ほど前の話。縦に２個連も可能なところやスポンジの目の細かさなど長年アクアリウムファンを魅了してきたそうです。スドーさん、復刻してくれないですか（呼びかけ）。

charmの淡水魚の管理水槽では未だ現役で使用されているブリーディングフィルター。定期的にスポンジを掃除しながら大切に使っています。

え、アクアリウム情報サイトなんだけどテラリウム用品……と一瞬固まる黒デメキン。しかし有益な情報は発信したい。いいと思ったら貪欲に発信していく、それがAQUALASSIC。
Hさんは通常業務とは畑違いですがプライベートは植物マニア。
コトブキ工芸のフラットLEDシリーズの良さは、海水・淡水水槽用と記載はあるにもかかわらず、とにかく陸上植物がよく育つ+コスパが無茶苦茶いい+薄型で置き場に困らないという三拍子ぞろいのところなんだとか。

更に情報を追加すると食虫植物の色揚げには圧倒的にアクロ TRIANGLE LED GROW をオススメしたいとHさんは語ります。いまブームの食虫植物。冬場の室内管理で苦戦している人も少なくないと思います。しっかり育てられ、さらに色揚げができるとなるとこれは使わない手はないですね。

え、だからアクアリウム情報サイトなんだってば。なんかテラリウムグッズとか言ってるし猫忌避用品だしどうしたのこの子は……と混乱する黒デメキン。
実は、猫除けシートのイボイボを下にして水槽に入れると、その上に熱帯植物を置いて管理するのにぴったりなんだとか。水が切れるようにと、底に水をためて水槽内の湿度を高めたいときの便利グッズだそうで、実際の使用画像もいただきました。
また、底面フィルターとして使用するアクアリストも数多くいたりと、知る人ぞ知る名商品なんだそうです。

チャム女：Kさんより実際の使用写真をご提供いただきました。確かに猫除けシートが無茶苦茶いい仕事している！何なら最初からこのために作られた商品にすら見える！すごい。

モスツリーはサイズも色々なだけではなく、巻いてあるモスの種類もクリスマスモス、ウォーターフェザー、ウィローモス、ジャイアント南米ウィローモス、バブルモスなどさまざま。
ツリーに飾るオーナメントも販売している本格的クリスマスツリー。そして何よりうれしいのはクリスマスシーズンが終了したらオーナメントを外してただの水草として何食わぬ顔で管理ができてしまうということろ。水槽にちょっとした遊び心をプラスしたい人はぜひ導入を検討をおすすめしています。

charm中の人の一押しグッズはどうでしたか？
意外なものも紹介されていましたか？
今回、charmの中の人たちにおすすめグッズを聞いて回って一番感じたのは、マニアと呼ばれるアクアリストは自分のニーズに合った道具をやたら工夫して手作りしてしまう人が非常に多いということです。