日本産淡水魚の世界

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日本産淡水魚の魅力

日本産淡水魚の世界へようこそ。

日本産淡水魚はその名の通り日本古来から分布する淡水魚です。
子供の頃に川遊びや釣りなどで遊んだことのある方は多いことでしょう。
メダカをはじめフナやドジョウ、モツゴやヨシノボリなど……。
日本の淡水域で採れる魚全てを総称して「日本産淡水魚」ということになります。

観賞魚としては一見地味な色彩をしていますが、産卵の時期には熱帯魚にも負けないほどの発色を示すものもおり、またその一方で野性的な一面も感じさせてくれる行動も魅力です。

近年では護岸工事などによる生息地・産卵場所の減少や、ブラックバスなどの外来生物による影響でその数を減らしてきているといわれています。
また、川・湖沼・田んぼ脇にある用水路などあらゆる水域に生息している淡水魚は、日本固有種となるものも少なくありません。

日本産淡水魚を取り巻く問題にはさまざまなものがありますが、残念ながら世の中の関心はまだそこまで高くないようです。
まずは飼育によって彼らの生態を知り、関心を高めることは大変有意義といえるでしょう。
この飼育をきっかけに、昨今関心を集めている環境問題の学びへとつながれば理解がより深まります。

昨今、日本の淡水魚は身近な存在でありながら、貴重な存在になりつつあります。

例えばその行動を記録したり、写真を残したり、繁殖に挑戦してみたり。
特に水産上の有用性がない魚種に関しては、研究レベルでもまだよく分かっていない謎が多く秘められているといわれています。

日本産淡水魚では、同じ種類の魚でも地域ごとに色形が異なったり、分類がまだ確定していなかったりする種類も少なくありません。
こういった魚種の違いを見極め、追い求めていくのも日本産淡水魚ならではの醍醐味です。

消えゆく日本の伝統を後世に残すため。
または、環境問題を考えるきっかけとして。

日本産淡水魚の飼育を通して、自分には何ができるのか。
できる範囲のことから、ぜひ考えを巡らせてみてください。

ただ美しいだけでは終わらない、日本元来の水辺を彩る淡水魚の世界へ。
貴方を誘いましょう。


日本産淡水魚とは

日本産淡水魚とは日本に分布する淡水魚の総称です。
このため、数百種類にも及ぶ実に多様な種がいます。

飼育上の共通点としては、基本的に日本の気候になじんでいるので低水温に耐性があります。
したがってほとんどの場合、ヒーターは不要です。

サイズや水質、必要な飼育環境は、魚種によって大きく異なります。
自分が飼育したい魚種の性質に合わせて、適切な対応が必要です。


主な日本産淡水魚

比較的よく見られる魚種と、人気の高いグループを紹介します。

タナゴの仲間

タナゴの仲間は日本産淡水魚の中でも特に人気が高いグループです。
繁殖期になると極彩色の発色を見せてくれます。

人気のある種類としてはタイリクバラタナゴやニッポンバラタナゴ、ヤリタナゴ、カネヒラなどが挙げられます。

タイリクバラタナゴは本来、日本に分布していない外来種です。色鮮やかな体色を維持しやすく、見かける頻度も多いため、観賞魚においてはタナゴ類の代表として扱われています。

タイリクバラタナゴ
ニッポンバラタナゴ
ヤリタナゴ
カネヒラ
ドブガイ
古くはタナゴ類の繁殖用に
よく用いられていました。

タナゴ類の特異的な性質として、春または秋にオスが最高潮の婚姻色を見せ、メスが二枚貝の体内に産卵するという性質があります。
最高潮の発色をお見せできない点が残念なところです。

水槽内でも上手くいくと、この様子を観察することができます。

産卵用として二枚貝を用いる繁殖方法は、以前はスタンダードでした。
しかし、近年急速にその数を減らしているため、見直すべき手法といわれています。

春に婚姻色が出るタナゴ

タイリクバラタナゴ、ニッポンバラタナゴ、ヤリタナゴ、アブラボテ、タビラ類、イチモンジタナゴ、カゼトゲタナゴ、タナゴ

秋に婚姻色が出るタナゴ

カネヒラ、ゼニタナゴ

知っておきたい タナゴを取り巻くさまざまな問題
カゼトゲタナゴ
九州固有種。

タナゴ類は古くからその鮮やかな発色で古くから人気ですが、日本産淡水魚の中でもとりわけ取り扱いに注意が必要なグループです。

まず第一に、日本在来のタナゴ類は近年著しく減少しています。
購入品であっても野外由来の個体である場合、野生個体にダメージを与えている点には変わりありません。
このため、できる限りブリードもの(養殖個体)の購入が推奨されます。

また、産卵に必要とされる二枚貝も、タナゴ以上に急速に姿を消しています。
タナゴ類の飼育よりも二枚貝の飼育の方が難しいことが知られています。
このため二枚貝を用いた繁殖方法は難易度が高い上、初心者向きではないといわれます。

二枚貝を用いる手法は以前はスタンダードでしたが、環境への負荷も大きいことが分かってきた昨今、むやみには推奨されなくなってきました。

近年では人工授精の方法も確立されつつあるようです。
詳しいノウハウは不明点も多い手法ですが、二枚貝を必要としない点から環境に負荷をかけずにタナゴの繁殖にチャレンジできるといわれ、将来性のある手法とされています。
こちらの方法を探求した方が、タナゴの将来のためには良いでしょう。

タナゴ類の飼育に取り組む際は、ぜひその複雑な背景も知っておきましょう。
その上で、相応の熱意を持って取り組んでください。

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コイの仲間

オイカワやカワムツをはじめとしたコイ科魚類も人気の高いグループです。
モツゴやモロコ類、アブラハヤといった流線型の小型魚の多くもこのグループです。

「ハヤ」や「ヤマベ」と呼ばれて、釣りの対象魚としてもなじみ深いグループです。

飼育はいずれも容易ですが、清流域に生息する種類は活発に泳ぎます。
カマツカなど低層に暮らす種の場合は、底床には目の細かい砂を敷きましょう。

小さいうちは60cm水槽でも飼えますが、遊泳性の高い種に関しては広めの水槽を用意する必要があります。

オイカワ
カワムツ
アブラハヤ
カマツカ
90cm水槽
水流ポンプ

遊泳性の強いコイ科は90cm以上の大型水槽と、水流ポンプの2点があると調子よく飼育できるでしょう。

基本的に群れをつくる習性があるため、ある程度の密度で飼育します。

遊泳性の強くないコイ科

コイ科の魚は基本的に遊泳性が強いですが、一部そうでもないものがいます。
これらの種に関しては、強い水流は不要です。

ギンブナ
モツゴ
カワヒガイ
ツチフキ
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ドジョウの仲間

日本全国の平野部の水田や湿地などに生息するドジョウ類も、コアな人気のあるグループです。
にょろにょろとした動作でなじみ深く、細かい砂の中に潜ります。
他の魚の食べ残しを食べてくれる点から、掃除要員としても重宝されています。

「シマドジョウ」「スジシマドジョウ」に関しては近年分類が見直され、さまざまな種に別れることが判明しました。
しかし、観賞魚としての多くはそのままの名称で流通しています。

一見、愛嬌があってなじみ深い魚ですが、多くの謎を秘めた奥深いグループです。

マドジョウ
シマドジョウ
スジシマドジョウ
ホトケドジョウ
底床には目の細かい砂を。

ドジョウ類は目の細かい砂に潜る性質があります。

できるだけ目の細かい砂を敷くと、本来の性質が楽しめます。
ドジョウ類の底砂の好みは、概ねコリドラスと共通します。

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ハゼ・カジカの仲間

ハゼの仲間は汽水域、海水域で多様な繁栄を遂げたグループですが、淡水域にも多くの種が分布します。
基本的には低層魚として、川底にへばりついて暮らしています。

カジカの仲間も同様に川底に暮らしています。
カジカ類はハゼ類よりも流れが速く、よりきれいな水を好む傾向があります。

このグループはタナゴ類やオイカワほどの派手さはありませんが、その多様性は実に奥深いことで知られています。また、ハゼ類は好奇心が旺盛で、比較的人にも慣れやすいです。
ドジョウ類と似て、コアな人気のあるグループです。

長い歴史を経て、湖や離島の川などでは独自の進化を遂げているハゼもいます。
これらのハゼの多くは日本固有種と考えられており、学名未決定の種も多いです。

ウキゴリ
ジュズカケハゼ
ヨシノボリ類
ウツセミカジカ

ハゼやカジカの仲間はその性質上、多くの種で石は必需品です。

基本的に石の周囲を縄張りとし、石と砂利の隙間などに隠れたり、石の表面に付いたコケなどを食べたりしています。

石がないと落ち着かず、ストレスで弱ったり、飛び出したりする原因になることがあります。

石があることで落ち着きます。
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餌に関しては、基本的に肉食傾向が強いものの雑食性である種が多く、何でもよく食べます。
ただし、アカムシ単用など餌の種類が偏ると状態を崩すことがあるため、時には植物成分も配合された餌を与えるなど、バランスよく与えることが重要といわれています。

ハゼやカジカの仲間は種によって大きく生態が異なるものもいて、その生態観察も飼育の醍醐味です。

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肉食魚

日本産淡水魚は小型種だけではありません。
アグレッシブな生態を見せてくれる、迫力の大型種もいくらかいます。

例えば、小川や池の水中生態系の頂点に立つナマズはその一例です。

他にも「オヤニラミ」や「アカメ」なども、人気の高い肉食魚です。
「ライギョ(カムルチー、タイワンドジョウ)」も外来魚ですが、古くから定着しているため日本産淡水魚として扱われることがあります。

基本的に大型魚は寿命が長く、長きにわたって付き合うことになります。
十分な設備と覚悟を持って、飼育にチャレンジしましょう。

ナマズ
オヤニラミ
カムルチー
アカメ

肉食魚は基本的に大型となり、50cmを超える種も少なくありません。
「予想外に大きくなりすぎたから途中で逃がそう」ということは絶対にしてはいけません。

主な肉食性の日本産淡水魚の最大サイズ一覧
最大サイズ~20cm

オヤニラミ、アカザ、カジカ、ヤマノカミ、ヤマメ、アマゴ、ギギ、ギバチ

最大サイズ~50cm

ドンコ、カワアナゴ、アユカケ、ハス、ニジマス、イワナ

最大サイズ~100cm

ナマズ、イワトコナマズ、カムルチー、タイワンドジョウ、ウケクチウグイ、ウナギ

最大サイズ100cm以上

アカメ、ビワコオオナマズ、オオウナギ、イトウ

このグループは基本的に小型水槽では飼育できません。
また、寿命が長い種も多いです。

飼育する場合は十分な設備と計画、覚悟を持って、終生飼育に臨むようにしてください。

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日本産淡水魚の混泳について

日本産淡水魚の混泳は種によって千差万別です。
さらに、個体の性格にもより変わってくるので、100%絶対うまくいく組み合わせはありません。

口に入ってしまうほどの大きな体格差がなければ、基本的には下記に従って判断すると良いでしょう。

比較的混泳させやすい魚種

コイ科魚類やタナゴ類、ドジョウ類は比較的温和です。
混泳させやすい魚種も多いです。

一部のハゼ類も混泳に向いています。

タナゴの仲間
モツゴ・モロコの仲間
オイカワ
カワムツ
メダカ
ドジョウの仲間
ウキゴリ
ジュズカケハゼ
例外
アブラボテ
普段は温和ですが、
春になると性格が激変するため要注意です。

タナゴ類は比較的温和といわれますが、アブラボテは例外です。

普段は温和な性格をしていますが、繁殖期(春)になるとタナゴ類の中でも最も攻撃的な性格へと変貌します。

同居するタナゴ類を徹底的に追い掛け回すので、この時期は単独飼育が推奨されます。

カワヒガイ
大人しそうな顔をしていますが、
他魚の目を積極的に狙います。

カワヒガイもコイ科ですが、例外的に混泳には向きません。

他魚の目を狙って攻撃する習性があり、本種と混泳させると目を食べられてしまう可能性が高いです。

単独での飼育が推奨されます。

ハス
コイ科にしては珍しい、
魚食性特化の魚です。

オイカワやカワムツなどと同じコイ科ですが、ハスも例外です。ハスは魚食性に特化した生態を持っています。

すなわち、口に入ってしまうサイズの魚は全て餌になってしまいます。

ハスは特徴的な形態と色彩から見ごたえのある魚種ですが、混泳には全く不向きです。
単独飼育が推奨されます。

個体の相性、工夫次第で混泳できる魚種

ほとんどのハゼ類やカジカ類には攻撃性が見られます。
このため、あまり混泳には向いていません。

ハゼの仲間
カジカの仲間

これらのグループは物陰に隠れる性質が強いので、石や流木、シェルターなどを配置しましょう。

個体の性格と、配置の工夫によっては混泳できる場合もあります。

単独飼育推奨の魚種

肉食魚は全般的に、単独飼育推奨です。
基本的に混泳はできません。

1匹につき水槽1本、ぐらいの心構えで飼育しましょう。

ナマズ
オヤニラミ
カムルチー
アカメ

日本産淡水魚飼育の基本

水槽の選択

日本産淡水魚とひと口にいってもその種類はあまりに多種多様です。
ここでは比較的入手しやすく飼育もしやすい、タナゴ類やモツゴ、小型ハゼ類などが飼育できる設備例を中心に紹介します。

飼育したい魚種の最大サイズに合わせて、水槽サイズは変更してください。
60cm水槽が基本的な選択となります。

60cm水槽
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フィルター、照明が付いたセットなら、より安心して始めることができますね。

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体長が20cm以上になる魚種や、肉食魚系の場合、90cm水槽からがオススメです。

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フィルターの選択

これも魚種によって変わります。
基本的には上部式フィルターか、外部式フィルターが良いでしょう。

小型のハゼ類などでは30cm以下の水槽で飼育することも可能です。
その場合は外掛け式フィルターも適します。

水質について

魚種によって異なりますが、概ねpH7.0~7.5程度の弱アルカリ性を好む種が多いです。
ため池など腐植質が多い水域に生息するものは、弱酸性の水質を好むことがあります。

元々日本産の魚種ですので、日本の水質にはよくなじみます。

底床の選択

基本的には大磯などの砂利系底床、または砂が良いでしょう。

特にドジョウやカマツカの仲間は目の細かい砂を敷いていないと、上手く餌を食べられないことがあります。

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主食の選択

魚種によって大きく異なりますが、主食は大きく分けて「顆粒」「フレーク」の2種類があります。
個体の口のサイズに合わせて選びましょう。

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フレーク
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成分表示を確認しよう

ひと口に日本産淡水魚用フードといっても、食性が種により大きく異なることから製品の特性も多種多様です。

原材料や成分表示を見て、目的に合った製品を選びましょう。

一般的に日本産淡水魚用のエサは、熱帯魚のエサに比べ脂肪分が少なめです。
これは、低温でも消化吸収を良くするためといわれています。

究極のNフード
増体フードの代表です。
タナゴの繫殖を狙う方に愛用されます。
ひかりタナゴ
植物性原料配合で、発色を強化します。
植物質を必要とする他魚種にも有効です。
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副食の選択

主食のみ与えても飼育は可能です。
しかし赤虫やイトミミズなど動物性飼料は嗜好性が高く、好んで食べる種が多いです。
時折与えると良いでしょう。

特に繁殖を狙う場合に有効です。
肉食魚の最初の餌付けにも良いでしょう。
冷凍飼料が冷凍庫で保管しやすく、扱いやすいです。

冷凍アカムシ
冷凍イトミミズ
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ヒーターの使用

日本産淡水魚は基本的に日本の気候に慣れていますので、基本的に不要です。
常設する必要はありませんが、温度可変式ヒーターを用意しておくと、病気などの対応時に便利です。

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日本産淡水魚の病気

これも種によって多種多様です。
飼育下でかかりやすい病気は、概ね熱帯魚や金魚と同様です。

よくある病気(白点病、尾腐れ病、松かさ病)

多くの病気は熱帯魚と共通ですので、主な病気は下記を参照ください。
白点病、尾腐れ病、松かさ病はかかりやすい代表的な病気です。

なお、ナマズ類は薬品に敏感なため、魚病薬が使用できない点に注意します。

塩水浴

魚病薬を使用しない対処法としては、症状が軽度であれば塩水浴が有効です。
採集で入手した個体の場合、導入前にしばらくの間塩水浴してから導入すると、コンディションが整いやすくなります。


採集について

日本産淡水魚を真に理解するのであれば、自身での採集体験は欠かせません。

最初はきっかけづくりとして魚を購入するのも良いでしょう。
しかし、ゆくゆくは自身で採集に赴き、現地で理解を深めるのが理想形です。

元々日本に生息している魚種ですから、生息環境を直に見て、体験することは飼育する上でも役に立つたくさんの情報を得られます。

▼採集に関しての詳しくはこちらの記事をご覧ください。


日本産淡水魚用語集

日本産淡水魚の飼育において特に使われる主な専門用語をピックアップして紹介します。

国内外来種・・・国内の在来種ですが、本来の分布域外に人の手により移殖され、定着してしまった種を指します。

例えば関東地方に定着しているオヤニラミや、九州地方に定着しているイチモンジタナゴなどが知られています。

原産地では絶滅危惧種に指定されている地域もある一方で、移植先では外来種としてそのふるまいが問題視されています。

オヤニラミ
本来の分布域は西日本
肉食性が強く、その捕食圧が脅威といわれています。
イチモンジタナゴ
本来の分布域は中部~近畿
他のタナゴ類と産卵用二枚貝の競合が問題視されています。

地域個体群・・・ある種において、同種でも地域により微妙な差異が見られる個体群を指します。

例えば、アブラボテは産地により婚姻色が微妙に異なるといわれています。
このため、同種でも産地が異なるものは分けて飼育するのが通例です。

日本産の淡水魚は多くの魚種で地域により微妙な差異があることが知られています。
この奥深さを探求したくなる人も、少なくありません。

アブラボテ
分布域により婚姻色がいくつかの系統に別れるといわれます。

銀鱗・・・タナゴをはじめとした一部のコイ魚類に見られる、鱗の輝きが増す現象です。

これは寄生虫による影響を受けた後の治癒痕といわれており、特に遺伝などはしないといわれています。
地域によっては銀鱗個体が多くみられる水域もあるようです。

銀鱗ヤリタナゴ
通常個体より輝きが増して
表現されます。

婚姻色・・・産卵期が近づくと表現される色彩です。
日本産淡水魚の発色の真髄は、婚姻色にあるといえます。

普段は灰色や銀などの地味な色彩をしているところ、驚くべき変化を遂げる種も多くいます。

通常時のオイカワ
婚姻色が最高潮のオイカワ

飼育下では条件を整えないと、素晴らしい発色は見られません。
それゆえ、飼育の手腕も問われる点が通好みの要素ともいえます。
普段は見せないこの発色に惹かれ、日本産淡水魚に魅入られる人も少なくありません。


放流は厳禁

一度飼育を始めた日本産淡水魚は、絶対に放流してはなりません。
かならず、最後まで面倒を見るようにしてください。

飼育の途中放棄がいけないことはすべての魚種に言えることですが、とりわけ日本産淡水魚に関しては元々日本の気候に適応しており、低水温に対して耐性があります。
このため熱帯魚とは異なり、冬季も「生き延びてしまう」点が問題となります。

主要な理由としては先に述べた「国内外来種」「地域個体群」の存在です。

日本産の魚種であっても、異なる産地からの移植個体であればそれは外来個体です。
オヤニラミなどの肉食性が強い魚種であればその悪影響は分かりやすいです。

それだけでなく、温和な魚種であっても、交雑による悪影響を与えることがあります。
移入元と移入先に同種の魚種が分布していた場合、当然交雑が発生します。

また種が異なっていても、近縁種であれば交雑が発生することがあります。
事実、タナゴの仲間は多くの種で交雑が可能といわれており、本来分布していない地域にタナゴが移殖されると、移植先で在来種と交雑してしまう可能性が生じます。

日本産淡水魚の多くは地域ごとに特有の遺伝子を持っていますが、交雑が生じるとこれが攪乱されてしまいます。そして厄介なことに、その影響は外見からは見えません。
しかし遺伝子を調べると、区別ができるようです。

日本産淡水魚の放流行為は地域個体群が持つ独自の遺伝的多様性を、不可逆的に破壊してしまうリスクがあります。
このため、絶対に放流してはならないのです。

またもしかすると、放流を行っている人の中には、自然が豊かになるように善意で放流を行っているのかもしれません。
そしてかつては、自然へ生き物を放つことはよい行いと考えられていた時代もあったかもしれません。

しかし、遺伝子レベルでの研究が進んだ現在では、放流行為はむしろ野生個体に対して悪影響を与えうることが分かってきています。
古い常識は、日々アップデートしていかなければなりません。

日本産淡水魚の放流による生じるリスクは、熱帯魚以上に甚大です。
いかなる理由があっても、絶対に放流してはいけません。


まずはきっかけとして、日本産淡水魚の魅力に触れてみましょう。

日本産淡水魚の奥深さが分かってきたら、採集にもぜひチャレンジしてみましょう。

投稿者
ほにゃらら sp.

福島県産のワイルド個体。
ロカリティの詳細は残念ながら記録がない模様。
アクアリウム歴はだいたい20年くらい。
「同属内で多様なバリエーション」が好き。若干コレクター気味。
つまりコリドラスや、ミクロソリウムが最高。ということですね。

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