ネオンドワーフ・レインボー<熱帯魚解説>

レインボーフィッシュ
レインボーフィッシュ種類解説(熱帯魚)

どうも、ほにゃらら sp.です。

今回紹介するのはネオンドワーフ・レインボー。
レインボーフィッシュの中でも定番中の定番とも言える小型熱帯魚です。

ブルー&グリーンに輝く体色、赤い縁取りのヒレが非常に美しく、
そのうえ安価で丈夫で飼育しやすいことから、レインボーフィッシュの入門種としても最適です。

ネオンドワーフ・レインボーとは

生物学的情報
名前ネオンドワーフ・レインボー
学名Melanotaenia praecox
別名プラエコック・レインボー
分類トウゴロウイワシ目トウゴロウイワシ亜目メラノタエニア科
食性雑食
分布イリアンジャヤ北部 ― マンベラモ川
飼育要件
飼育しやすさ★★★★★
とても容易
入手しやすさ★★★★★
よく見かける
混泳しやすさ★★★★★
とても混泳向き
最大体長6cm程度
適正水温20~25℃
pH生存可能:6.0~8.0
適正範囲:7.0~7.5
備考特になし
標準的なレインボーフィッシュです。

ネオンドワーフ・レインボーはイリアンジャヤ北部のマンベラモ川原産のレインボーフィッシュです。
レインボーフィッシュの中では最も入手しやすく、ポピュラーな位置づけの種といえるでしょう。

本種は90年代初頭にドイツで紹介され、その後日本に輸入されました。
初輸入時は大変注目を集め、非常に高価だったといわれています。
その後、東南アジアでブリードが確立したこともあり、あっという間に安価で入手しやすい熱帯魚として普及しました。

本種のような体形を持つグループは「メラノタエニア系」と呼ばれます。
通常10cm前後になるものが多いグループですが、本種はその中でも小型の部類に入り、最大でも6cm程度で止まります。水槽飼育では、さらに一回り小さくなることが多いです。
これが“ドワーフ”と呼ばれる理由なのでしょう。

本種の最大の特徴であるブルーグリーンの輝きは、あまり水質に左右されず発色を見せてくれます。
その上、安価で丈夫で入手しやすく、温和で混泳にも向いています。

ネオンドワーフ・レインボーの
メス(上)

水草水槽でも混泳水槽でも活躍する、まさに万能選手といえる魚。
初めて熱帯魚を飼育する方にも、大変おすすめです。

本種は外見である程度雌雄判別ができます。
背ビレ・尾ビレ・尻ビレが赤く縁どられるものがオス、黄色く縁どられるものがメスとなります。

60cm水槽で15~20匹ぐらいを目安に泳がせるとレイアウトが引き立ちます。

岩組レイアウトにオススメ
岩組レイアウト

水草レイアウト水槽に泳がせる小型魚としては、「テトラ」「ラスボラ」「レインボーフィッシュ」が3大美魚といえるでしょう。

このうち、レインボーフィッシュに関しては、他のグループよりも硬度のある環境を好む傾向があります。
pHはちょうど7.0の中性付近が最適です。
どちらかといえば、弱酸性よりもむしろ弱アルカリ性に傾いていた方が調子が良い傾向があります。

このため、本種が好む水質になりやすい点から、流木よりも岩組レイアウトでの適正が高いのです。

風山石
木化石
溶岩石
龍迅石

とはいえ、適応力の高い魚種のため、ソイルと流木を組み合わせたスタンダードな流木レイアウトにも適応できます。

本種はレインボーフィッシュの中でも水質にはあまりこだわりが無い部類に入り、大抵の環境には適応できます。弱酸性の軟水環境でも特に問題ありません。
もちろん本種に最も合う水質で飼い込めば、より一層魅力的な発色を表現してくれます。


ネオンドワーフ・レインボー似のレインボーフィッシュ

ブルー・レインボー

学名:Melanotaenia lacustris

パプアニューギニア、クトゥブ湖、ソロ川原産のレインボーフィッシュです。

全身がブルーに輝き、成熟したオスは頭部がイエローに染まり美しい種です。
やや大型になり、最大で10cm程度に育ちます。
90cm以上の水槽での群泳に向いています。

性格は温和ですが、発情したオスは同種に対して気の荒い部分を見せます。
飼育は容易で、ちょうど中性付近の水質を好みます。

現地では絶滅危惧種となっており、東南アジアでブリードされたものが主に流通しています。

コームスケールレインボー

学名:Glossolepis incisus

ニューギニア島、センタニ湖原産のレインボーフィッシュです。

メラタエニア属に似た体型を持つグロソレピス属に分類され、成長とともにオスは頭部の後半部から盛り上がる特徴的な体型になります。
ギラギラと輝きを放つ鱗と赤い体色が美しく、レインボーフィッシュとしてはやや珍しい発色を見せてくれます。

性格は温和ですが、発情したオスは同種に対して気の荒い部分を見せます。
飼育は容易で、ちょうど中性付近の水を好みます。
餌は何でもよく食べますが、より美しい体色のためには色揚げ効果のあるエサを与えると良いでしょう。

東南アジアでブリードされた個体が多く流通します。


有用なアイテム

ネオンドワーフ・レインボーの飼育に関しては教科書通りの飼育で十分対応できます。
レインボーフィッシュの中では最も強健な種といえ、はじめてでも飼育しやすい魚です。
水質には特に注文を付けてきませんが、やや新しい水を好む傾向があります。

レインボーフィッシュ全般に共通する基本的な性質については、レインボーフィッシュ共通ページをご覧ください。


混泳について

ネオンドワーフ・レインボーは非常に混泳向きのレインボーフィッシュです。
同程度のサイズのレインボーフィッシュ同士であれば基本的に問題ありません。

グッピー、プラティ、テトラ、ラスボラ……
人気の小型熱帯魚とも混泳相性は抜群です。

レイアウト重視でネオンドワーフ・レインボーとの混泳相手を選ぶ場合、2点コツがあります。

まず一つは、レインボーフィッシュを組み合わせる場合、なるべくサイズが同程度でシルエットが異なる種が良いでしょう。
「ポポンデッタ・フルカタ」や「ニューギニア・レインボー」などがオススメです。

もう1つは、テトラ類との組み合わせです。
テトラ類とは概ね混泳可能ですが、本種が中性付近の水質を好むことを考えると、弱酸性に傾けなくてもある程度発色の出る種との混泳が向いています。
「カージナル・テトラ」や「ブラックネオン・テトラ」などがオススメです。

弱酸性を要求する種は微妙かも
ラミーノーズ・テトラ
レッドファントム・テトラ

「ラミーノーズ・テトラ」や「レッドファントム・テトラ」などは、混泳自体は可能です。

しかし、レインボーの好む環境に合わせた場合、発色を引き出すのが難しいかもしれません。

ヒレをかじる種について
エンペラー・テトラ
インパイクティス・ケリー

ネオンドワーフ・レインボーをはじめとしたメラノタエニア系のレインボーフィッシュは、シュードムギル系などと異なり各ヒレがあまり伸長しません。また泳ぎも速いです。

このため、「エンペラー・テトラ」や「インパイクティス・ケリー」などの多少ヒレをかじってしまうテトラ類との混泳も、隠れ家を十分に用意すれば可能です。

混泳相手混泳相性備考
グッピー
プラティ・卵胎生メダカ
カラシン・小型テトラ
テトラ類は弱酸性を好みます。
コイ・ラスボラ
ローチ・ボーシャ・タニノボリ
ローチ、タニノボリ系は好相性です。
ボーシャ系の攻撃性を持つ種では注意が必要です。
フライングフォックス/アルジイーター
ドワーフシクリッド
サイズ差に注意
アフリカンシクリッド
×
エンゼルフィッシュ
サイズ差に注意
ディスカス
サイズ差に注意
ベタ・グラミー・アナバス
コリドラス
オトシンクルス・ロリカリア
プレコ
レインボーフィッシュ
ハゼ・ゴビー
フグ・パファー
×
エビ・ビーシュリンプ
稚エビは食べられる可能性があります。
ネオンドワーフ・レインボーの混泳相性表
※混泳相手の種や性格によっては、例外もあります。
◎・・・混泳に適した組み合わせです。
〇・・・混泳は可能ですが、種や個体の性格によっては工夫が必要な場合もあります。
△・・・混泳は不可能ではありませんが、適しているとは言えません。工夫次第で可能になる場合もあります。
×・・・混泳には適さない組み合わせです。

基本的には、レインボーフィッシュに対し攻撃を仕掛ける生体でなければ、ほとんどなんでも混泳可能です。
レインボーフィッシュがトラブルの火種になることは少ないですが、レインボーフィッシュ以外の同居魚同士の相性はよく考えてあげてくださいね。

レインボーフィッシュ以外の生体間での相性はあるので、留意しましょう。


繁殖について

本種の繁殖は、産卵までは比較的容易といわれます。
オスメスの区別も比較的容易なので、繁殖にはチャレンジしやすいレインボーフィッシュといえるでしょう。

オス個体
各ヒレが赤く染まります
メス個体
各ヒレが黄色く染まります

水草の繁茂したレイアウト水槽で本種を単独飼育していると水草などの基質に粘着卵を産みます。
ウィローモスなどをよく茂らせておくと良いでしょう。

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問題はそのあとの稚魚の育成です。
ふ化後の稚魚は小さいのでインフゾリア等を用意する必要がありますが、ある程度育てばブラインシュリンプ幼生を食べられるようになります。

この期間をいかに乗り切るかが、難しいといわれています。

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ネオンドワーフ・レインボー まとめ

ネオンドワーフ・レインボー。

ブルーグリーンに輝く体が美しく、丈夫で安価で入手しやすい点も魅力のレインボーフィッシュです。
水質についてもあまり複雑な条件を要求してこず、それでいて十分な発色が見られるため、大変飼育しやすい魚種といえるでしょう。

はじめてのレインボーフィッシュとして、特にオススメできる種となります。
水草レイアウトへの群泳にも定番種で、手軽に美しい姿が楽しめるのも嬉しいところです。

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投稿者
ほにゃらら sp.

福島県産のワイルド個体。
ロカリティの詳細は残念ながら記録がない模様。
アクアリウム歴はだいたい20年くらい。
「同属内で多様なバリエーション」が好き。若干コレクター気味。
つまりコリドラスや、ミクロソリウムが最高。ということですね。

コメント

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