超カラシン大図鑑<チャーム過去取扱い全種一覧>

ネオンテトラ、カージナルテトラ、グリーンネオンテトラといった、青と赤のツートンカラーを持つテトラ類の代表種が属します。

発色が飼育環境にさほど左右されず、ほぼどんな環境でも美しい色彩を見せてくれます。
丈夫な上に温和で混泳にも向いており、初心者から上級者まで人気の高いグループです。
長年にわたり、テトラ類の顔として愛されています。

比較的シンプルな魚らしい体型のテトラ類で構成されるグループです。
グレーまたは透明の体色をベースに、ワンポイントの発色を持つ種が多く属します。

全体的に丈夫で飼いやすく、温和で混泳にも向いた種が多いです。

ブラックファントムテトラをはじめとした、体高のある「ファントムテトラ」系と、ブラックネオンテトラのようなスマートな体型の２グループから構成されるグループです。

「ファントムテトラ」系の種はかつて「メガランフォダス属」に分類されていたグループで、ベタのようにヒレを広げ合って威嚇する「フィンスプレッディング」という行動が見られます。

それに対し、体高が低くスマートな体型をした種は「細身系」と称されます。

こちらはヘミグラムス系に準じた性質を持っています。

種によって水質に関係なく発色するものと、発色には条件があるものとがいます。
丈夫で飼いやすく、温和で混泳にも向いた種が多いです。

見る角度によって色味が変わる、独特のブルーの発色が特徴となるグループです。

少々気が強く、ネオンテトラなどに比べると他の魚を追い回す傾向が見られます。
とはいえ水草を多く植えるなど、十分な隠れ家があれば混泳の際に問題になるほどではありません。

モンクホーシャ属で構成されるグループです。
シルバー系の発色をベースにワンポイントカラーが入る種が多く、渋い美しさが魅力のテトラ類です。

テトラ類としてはやや気が強く、他の魚を追い掛け回す傾向が見られます。
また草食性が強く、柔らかい水草は新芽を齧られてしまうこともあります。
レイアウト水槽に導入の際はアヌビアスなどの葉の硬い水草を中心にレイアウトすると良いでしょう。

主にアフィオカラックス属で構成されるグループです。
赤い発色がワンポイントに入る種が多く、じっくりと飼い込むことでその美しさが現れます。

グリーンファイヤー・テトラ、グラスブラッドフィンは水草水槽にも向きますが、パラグアイエンシスは他の魚の鱗を食べる習性があるため、混泳には向かない点に注意します。

ここまで紹介したいずれのグループにも当てはまらないカラシンです。

種によって性質はさまざまで、レイアウト水槽に向いた温和なものから単独飼育が推奨となるものもおり、実に多種多様です。

南米大陸で栄えたカラシンの奥深さが詰まっています。

水面の暮らしに特化したグループです。
ハチェット（手斧）のような体形からこう呼ばれます。

常に水面付近を泳ぎ回るので浮上性の餌を与えると良いでしょう。
胸ビレが大きく、ジャンプ力に秀でているためフタは必須です。

ペンのように細身の体型を持つグループです。
斜めに泳ぐ種が多く、ペンを走らせているように見えることからこの名で呼ばれています。

カラシンにしては草食性が強く、特に糸状のコケをついばみます。
エビほど積極的ではないものの、多少であればコケ取り効果も期待できます。

コペラやピリューリナなどの細身系カラシンもこのグループに属しています。

カラシンとしては珍しく、ハゼ類のように主に低層で生活を送るグループです。
ぴょこぴょこと跳ねるように泳ぎ、ユニークな行動は見ていて飽きない種類です。

やや人工飼料に餌付きにくく、ブラインシュリンプ幼生などの生餌が有効です。

多くのカラシンは南米に分布していますが、一部アフリカに分布するものがいます。

「コンゴ・テトラ」や「ジェリービーン・テトラ」はその代表で、南米産の種にはない独特の魅力があります。
性格が荒くなく、サイズが近い種であれば南米産と混泳させてもOKです。

カラシンと言えば小型魚のイメージが強いかもしれません。
しかし、カラシンと言う分類は非常に幅広く、タライロンなどの大型魚も含まれます。

基本的に性質が荒く、混泳は難しい種が多いです。
大型魚としてペットフィッシュ的な付き合いができる点が、このグループの魅力といえます。