フィルターのかなめ!ろ材の解説&紹介

用品解説
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水槽の水をきれいに保つにはろ過が必要ですが、ろ過を行うにはフィルターと「ろ材」が欠かせません。何より、適切なろ材を選んでこそフィルターの性能は最大限に引き出されます。それほどろ材選びは重要です。この記事ではさまざまなろ材について紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

ろ材選びの基本

ろ過には「物理ろ過」「生物ろ過」「化学ろ過」の3工程があり、それぞれにおいてろ材を使用します。「ろ材」にはウールマットや活性炭、麦飯石など素材だけでなく、リング状、ボール状、ペレット状など形状も多彩です。それぞれ素材や形状によって役割が異なり、適切に配置することで効果を発揮します。それではろ材の選び方を学んでいきましょう。

ろ材の種類と役割

ろ材には「物理ろ材」「生物ろ材」「化学ろ材」3つの種類があります。それぞれ役割と素材が異なります。

物理ろ材

水中のゴミや汚れをキャッチしてこしとる物理ろ過のろ材には、ウールマットと呼ばれるものが適切でしょう。フィルターの大きさに合わせてハサミなどで簡単にカット・加工できるものが便利です。

生物ろ材

生物ろ過はバクテリアの力を借りて不純物を分解します。バクテリアが住みつきやすい多孔質(小さなでこぼこが多い)でリング状・ボール状のろ材が適切でしょう。リングのサイズや質感は、商品によって異なります。自分の水槽に合ったものを選ぶと良いでしょう。

化学ろ材

化学ろ材

水の黄ばみや悪臭などを取り除く化学ろ過のろ材には、消臭効果が期待できる活性炭やゼオライトが良いでしょう。しかし、化学ろ過はあくまでサブ的な役割。物理ろ過と生物ろ過がしっかりできていれば必要ありません。ただし、水質に敏感な生き物の飼育に使用すると効果的です。

【番外編あり】各種オススメろ材

ろ材ごとの特性がわかったところで、それぞれのオススメを紹介していきます。番外編もありますのでぜひ最後までご覧ください。

オススメ物理ろ材


物理ろ材には基本的に純正ろ材を使用します。カットなどを施し、自作したいという方はお好みでこちらを使って自作すると良いでしょう。

塊状

マット状

オススメ生物ろ材

新グラスリング 高品質ろ過材
淡水・海水両用のリングろ材で、さまざまなフィルターに使用可能です。
便利なバクテリア付きろ材もありますよ。

オススメ化学ろ材

濁り吸着には「活性炭」

キョーリン 高性能活性炭 ひかりウェーブ ブラックホール

従来の活性炭では取り除くことのできなかった流木の黄ばみやアクを強力に吸着します。
効果は約2カ月間持続し、長期間に渡って透明な水を維持します。

pH調整にはこちら

パワーハウスシリーズ

ハードタイプはpHを上げるカルシウムイオンを放出、ソフトタイプは水酸化物イオンを吸着するとともに水素イオンを放出することでpHの維持が期待できます。ろ材の表面は多孔質で、バクテリアの定着性に優れています。耐久性にも優れており、多くの愛好家から好まれるシリーズです。

【番外編】キューブろ材

▼画像をクリックすると専用ページにジャンプします。

「ゲルキューブ」は、淡水・海水両用の生物ろ過に適したろ材です。
このゲルキューブの特筆すべき点は、なんといってもその吸水性と親水性です。水を含むと膨張して体積が増加。複雑な多孔体形状のため、従来のウレタンスポンジと比較すると抜群のバクテリア付着率を誇ります。硬度やpHといった水質への影響も一切なく、安心して使用できます。

▼画像をクリックすると専用ページにジャンプします。

こちらは、驚きの浸透力と保水力を持ち、有孔部の表面積がすべて連続するオールコネクテッド構造のろ材です。1箱あたり最大900m2と省スペースで、バクテリアや全ての生体に安全、安心のポリマー素材です。バクテリアの定着に最適な多孔空間が好気バクテリアを強力にサポートします。

まとめ

今回の記事はここまです!いかがでしたでしょうか?
各メーカーからさまざまな種類のろ材が出ています。あなたのお気に入りを見つけてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。

投稿者
T

1997年10月8日生まれ。愛知県出身。アクアリウムは初心者で、ビギナーの心に寄り添った記事を目指しています。自宅でフトアゴヒゲトカゲを飼育(8歳)趣味のオートバイはかれこれ6年目に突入。

ティーよりコーヒーが好き。

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コメント

  1. 初心者 より:

    コメント失礼します。
    いつも記事楽しませてもらっています。

    [ろ材選びの基本]で気になったのですが、
    エーハイムの外部フィルター(2213など)は水流のSTEP1に生物ろ過(エーハイムメック)、
    STEP3に物理ろ過となっているのが多々あります。

    こういう時はメーカー通りに従うのか、自分の考えを通して順番を入れ替えるのか、
    筆者さんはどうしておりますか?

    • T T より:

      コメントありがとうごいます!

      エーハイムメックは生物ろ過の機能も持ち合わせる物理ろ過機能を中心としたろ材です。

      2213などのエーハイム製品でも、他の製品と同様に物理→生物の順にろ過を行います。
      先に物理ろ過を行うのは、サブストラットプロなどの生物ろ材に大きい汚れの付着を抑えるためです。

      個人的には、ろ材は説明書通りの配置をオススメします。が、何か明確な意図がある時は配置を変えてみるのもアリかなと思いますよ!

      • 初心者 より:

        返信ありがとうございます!

        なるほど!エーハイムメックは物理ろ材なんですね!!
        見た目が生物ろ材だったので勘違いしてました…
        (返信コメント読んだ後にろ材商品説明見に行きました!)

        エーハイム外部フィルターの内部図見るたびに疑問に思ってたのですが、すっきりしました!ありがとうございます。

    • T T より:

      良かったです!
      引き続きアクアラシックの応援、よろしくお願いします!

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