5分でわかる!メダカ用飼育容器の選び方<メダカの教室10限目>

メダカ
メダカメダカの教室飼育器具

こんにちは、メダカ担当のスズキです(魚ではありません、人間です)。
世の中のメダカブームに乗ってメダカを飼い始めた人も多いのではないでしょうか。
「メダカの教室」は、そんなビギナー向けのなるほどシリーズです。

今回の授業は、飼育容器の選び方について。
メダカ用の飼育容器はとにかくバリエーション豊富。基準がないと選ぶのに悩みますよね。
なんとなく選んでしまいがちな飼育容器ですが、ぜひポイントを押さえたいものです。

メダカの色は飼育容器に左右される

メダカは周囲の色に影響を受けやすい生き物です。自然下のメダカを見れば、暮らしている場所によって同じ種でも体色が異なることがわかります。

メダカの体色の変化には2通りあり、そのうちの1つが「生理学的体色変化」です。いわゆる保護色のように、自分の置かれた環境に体色をできるだけ近づけようとするもので、わずか数分のうちに体色を変化させます。もう1つは「形態学的体色変化」で、長期にわたって同じ背地環境に置かれると色素胞の数や分布が変化するというものです。

メダカの色素胞には黒・黄・白・虹色があります。色素胞内には色素顆粒があり、背景の明るさに応じて凝集させたり拡散させたりして体色や模様を変化させているのです。もし、メダカが飼育している間に購入当初の色彩と異なってきた場合、この体色変化が起きていると考えられます。

黒い飼育容器

メダカの発色を強く、鮮やかにするものとして定番の色です。黒い色の容器に入れていると黒色素顆粒が拡散して体色が濃く見えるためです。特にラメや赤系のメダカは黒色の容器が良いでしょう。
また、三色メダカは白色の容器では、三色が分かりづらくなるため黒色の容器で育てるのが一般的とされています。
なお、黒は光を集めやすい色であるとともに水温が高くなりがちです。特に夏場は日よけなど高温対策が欠かせません。

青い飼育容器

青色の場合、水色のように明るい青から暗い青まで容器によって色味に幅があります。
最近では青い容器がラメの育成に良いという説があり、ラメ向けの青い飼育容器も登場しています。これは、黒色では背地反応による黒色素胞が目立ちすぎるためにラメが目立たなくなってしまう。青色のほうが黒色素胞のみを薄くさせ、他の色はしっかり残した状態でラメを目立たせることができるという考えのようです。ただし、育成段階でのラメのノリに大きく影響が出るわけでもないようです。

白い飼育容器

白い容器で育てると色が薄くなるといわれますが、色を濃くしたくないメダカに有効です。また、幹之メダカをはじめとする体外光は、ふ化~若魚の時期までは白色の容器で育てると光沢を伸ばせるという考え方もあります。この場合、白色で育てた後は黒色の容器で切り替えて飼育するというスタイルが一般的です。
白色の容器の場合、水温が上がり過ぎない、飼育水の状態を確認しやすい利点があります。

水槽にはバックスクリーンが有効

室内飼育の場合、水槽での飼育がメインになるかと思います。水槽飼育の場合、ラメや体外光がのりづらい、体色がぼやけやすくなりがちです。一方、横見を楽しめる点は何よりも魅力といえるでしょう。

水槽飼育では保護色を持たない品種を飼育する考えもありますが、バックスクリーンを活用することで色揚げ効果を期待できます。
背面のみ、あるいは背面および両サイドの3面に貼るパターンがあります。バックスクリーンの占める割合が大きいほど、色揚げ効果は上がるでしょう。

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メダカの飼育容器は表面積の広さが大事

メダカは比較的水面に近い層を群れになって泳ぐ生き物です。十分な広さを確保してあげることでメダカの避難スペースも作りやすくなります。また、表面積が広いとその分だけ日光や酸素を取り込みやすいメリットが加わります。飼育容器はなるべく表面積が広く、たっぷり水が入るものを選んであげましょう。深さは適度にあると水温の上昇を抑えられます。

材質ごとに見るメリット・デメリット

陶器

陶器製の飼育容器といえば、いわゆる「めだか鉢」が挙げられます。
雰囲気重視なら陶器以上に魅力のある材質はありません。劣化に強く、長年愛用できます。
土のぬくもりは水草、植物とよく調和するためビオトープにも最適です。
陶器に機能を求めることはできません。また、重量感があるため設置後の移動は大変になります。
設置する前によく検討しておくと良いでしょう。

発泡スチロール

軽量で移動しやすいことに加え、高い断熱性により温度変化を緩やかにしてくれます。製品によっては流出防止、仕切り付きなど設計に工夫が見られます。商品価格は比較的安いのですが、日光や風雨による経年劣化を起こしやすいため、他の材質よりも買い替えのタイミングが早まります。

プラスチック

タライに代表されるように、ポリプロプレンを中心としたプラスチック製の容器は、軽さと丈夫さを備えた定番の材質です。表面積が大きく、たっぷりの水量が入る大きなサイズも多く展開しています。
プラスチック製でもデザインの良い容器も意外とあるものです。特に、陶器のメダカ鉢の重さにお悩みの方は、FRPと呼ばれる繊維強化プラスチックを使ったメダカ鉢はいかがでしょうか。FRPは質感の高い見栄えでありながら軽くて扱いやすく、耐候性や耐熱性に優れた点で人気です。

まとめ

今回は、飼育容器の選び方についてお届けしました。
ぜひ、自分の飼育スタイルに合った容器を選んでみてくださいね。
それでは次の授業をお楽しみに!

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投稿者

ハオコゼに刺されてしまうスズキ。
三浦半島はうちの庭、熱海はうちの風呂と回遊しています。
伊豆半島ジオ検定1級を目指して勉強中。

AQUALASSIC(アクアラシック)

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