はじめに
水草には活着する性質をもつものが多数あります。 そんな水草を育成するためには、「巻きつける」という作業が最も重要になってきます。 水草をすでに巻きつけてある商品も多数ありますが、流木の形状が選べなかったり、思っているところに巻きつけていなかったりという場合も……。アクアリウムを好きになればなるほど細かいところへのこだわりが強くなりますよね! そこで、個性的な流木付き水草を作るために種類ごとの巻きつけ方、巻くために必要な用品などをご紹介していきます!
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オリジナルレイアウトに必要なものをご紹介
アヌビアス人気種3選
こちらからお好きなアヌビアスを選んで挑戦してみてください。
流木
水槽にレイアウトしてから大きな手直しをしようとすると、非常に手間がかかります。選ぶ前にどのような構図で、どのようなイメージのレイアウトにするのかを決めておくと良いでしょう。
巻きつけに必要な用品
巻きつけに必要なものとして「糸」が挙げられます。木綿糸、テグス、ビニールタイなどの種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。 本来は使い分けが必要ですが今回はテグスとビニールタイをご紹介します。
テグス
釣り糸にも使用されるナイロン製の糸です。基本は透明ですが画像のように色がついている場合もあります。どちらも水槽内で目立ちにくいです。モスなどの細かい水草ではテグスを使用すると良いです。
メリット
・木綿糸に比べ水槽内で目立たない
・水に溶けることがない
・耐久性に優れているのでレイアウトが崩れにくい
デメリット
・大きな水草を巻く場合は固定力が不足
ビニールタイ(ビニタイ)
針金をビニールで包んだものです。テグスに比べ視認性が高く扱いやすいのが特徴です。水槽内では目立ってしまうので、レイアウト素材で隠すなどの工夫が必要です。活着に時間のかかるアヌビアスはビニタイがおすすめです。
メリット
・テグスに比べ加工しやすく、扱いが簡単
デメリット
・水槽内で目立ちやすい
木綿糸の場合、育成途中で溶けたり切れてしまう可能性があるので注意しましょう。
他にあると便利なもの
キッチンでおなじみのボウル。水草を水につけておくのにあると便利!
実際に巻きつけてみよう!
今回使用するアヌビアスは、ハイグロフィラ、アマゾンソードと並んで水草の入門種に挙げられる代表的な種類です。石や流木に着生する性質があるほか、水質に幅広く対応する、低光量にも強い、CO2の添加も必要ないので、生体メインの水槽でも簡単に育成できます。
1.今回はアヌビアス・ナナを使用します。
2.ポットに入っている場合、まずはポットから外しウールを取ります。
3.付着したウールをキレイに取り除きます。
流木に固定しやすいように、伸びている根を切ります。
※切ってもまた伸びてくるので安心してください。
4.巻きつけたい位置に乗せます。
5.糸で巻きつける場合、根茎にキズがつかない程度の強さで巻きましょう。巻く力が弱すぎると外れたり動いたりします。
6.ビニールタイで巻きつける場合、流木と接する部分により巻く本数を変えます。どの糸も根茎を傷つけないよう注意しましょう。
7.完成!非常に立体感のあるレイアウトが可能になります。
8.小さなグラスアクアなどでも存在感を発揮できるので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
▼動画でわかりやすく紹介▼
筆者も巻いてみた
アクアリウムど素人の筆者が、経験豊富な方に教わりながら巻いてみました。ちなみに初体験です。
まずは完成品画像からご覧ください。流木選びに時間がかかりましたが、下部に空洞があって立体的だったこちらをチョイスしました。
こんなに根っこを切って大丈夫!?と思うほど勢いよく切りました。安心してください、生えてきますよ。経験豊富な方は「な、不安になるだろ?記事を読んでくれる人もこういうことが不安だと思う。自分も不安だったもん。」とおっしゃっていました。何事も思い切りが肝心です。
巻きつける際、流木のくぼみなど水草が安定する場所を探し出すのにひと苦労しました。個人的には固定する作業が一番難しかったですね。どうしても水草がずれてしまうのと、意外に緩くなってしまうので。下に引っ張りながらやや強めに固定するように巻くのがポイントです。隣で3つ完成させている横で、筆者は1つしか完成できませんでした……(手先、めちゃくちゃ不器用なんです)。
最後に流木の裏側でビニタイをねじり、不要な部分はカットします。
レイアウト後を想像をしながら、流木決めや水草の位置決めをすると良いです。巻く際はきつく巻き過ぎると水草が傷ついてしまいます。緩すぎると水中で外れてしまいます。この加減は、もう慣れるしかありませんね。上手に巻けると達成感があります。皆さんもチャレンジしてみてください!
自分で水草を巻くのはやっぱり難しそう….。そう思った方も安心してください!
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アヌビアスと相性の良い生体ピックアップ
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は「水草を流木に巻きつけてみよう!第2弾 モス編」です。お楽しみに!
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