【イベント取材】2022アクアリウムフェア In FUTAKOTAMAGAWA<二子玉の夏のアクア祭に行ってきた!>

イベント
イベントコラム

2022年8月20日(土)・21日(日)2日間、東京都世田谷区玉川の二子玉川ライズ ガレリアにて
日本観賞魚振興事業協同組合主催の「アクアリウムフェア in FUTAGOTAMAGAWA」が開催されました。
日本観賞魚振興事業協同組合主催のアクアリウムフェア は今回で第5回目。2019年以来、3年ぶりのイベントとなりました。

実際に足を運んでみました

二子玉川駅バスターミナルから駅へと続く広場で開催。

アクアリウムフェアが開催される【二子玉川ライズ】は、東急田園都市線二子玉川駅目の前にある商業施設です。毎週末さまざまなイベントが開催されており、週末は特に親子連れでにぎわっています。ゆったりとして開放感のある施設はアパレル・雑貨のお店だけでなく、飲食店や家電・本屋・銀行・食料品店など多彩。映画館や公園・広場なども併設しているため時間を過ごす場所としても楽しめます。

全日本錦鯉振興会のブース。世界から注目される錦鯉。
実際に80cm近い錦鯉を展示しているプールも。
錦鯉をもっと身近に感じてもらうために「水槽で飼う錦鯉」を提案しています。

さまざまなアクアリウムに関わるメーカーや団体が趣向を凝らしたブースを出展。その場で珍しい金魚やメダカやベタ、ウーパールーパーを購入できたり、観賞魚の無料配布(先着人数限定)が行われていたり、金魚すくいで金魚やメダカを持ち帰れたりと、普段アクアリウムに親しみのない方も「今日から魚を飼う」ことができる、アクアリウム開始の後押しをする企画が人気を集めていました。

もちろん魚だけ持ち帰って「どうしよう……」とならないように、各ブースでの飼育説明、飼育セットの特価販売、飼育後のトラブルに対応できる魚病薬の展示など、魚を渡して終わりではなく、ご家庭で飼育を続けていくことまで考えられたイベントの作りになっていました。

せたがや水辺デザインネットワークによる多摩川の川魚の展示。地元多摩川の魚の詳しい解説もあり、身近な生き物を感じられる展示となっていました。

もちろん飼育して楽しむだけではなく、普段アクアリウムに親しみのない方も目で見て楽しめるような水槽展示がズラリ。通りがかかっただけの人も足を止めて、酷暑の東京に現れた2日限りの水景に涼を得ていたようです。

頭頂部の朱が帽子をかぶっているように愛らしい丹頂。
紅白の柄の入りが美しい紅白更紗和金。
人気の熱帯魚の水槽展示も多数。
さまざまな品種のメダカがずらりと並び、熱心なメダカファンが1つ1つの水槽をのぞき込んでいました。
一般の水槽では難しい、クマノミの混泳水槽。基本的には混泳に向かないクマノミ。ただ、ここまで過密に魚が入っていると逆になわばり主張をせず問題が起きない。

大人気の金魚すくいと釣り堀、そして魚の無料配布には整理券を求めて炎天下にもかかわらず長蛇の列ができていました。

20匹釣ると粗品がもらえる釣り堀。釣った魚の持ち帰りは不可。
金魚すくいに交じってメダカすくいも。お気に入りをすくい上げて笑顔の子供たちの姿も。
ここでもらった魚たちを大切に飼育し、ぜひアクアリストとしてアクアリウムの世界にはまっていただきたい。

エーハイムが主催する「エーハイムアンバサダー志藤範行氏による水草レイアウトショー」。これを観にわざわざ訪れた参加者(朝一から並んでいらっしゃったそうです)がメモを取りながら真剣な顔で話を聞いていたのが印象的でした。岩組みの仕方や水草の植え方など実際に水槽に組みながらその場で解説してもらえるという贅沢なイベントです。

体験イベントも大人気でした。GEX主催のボトルアクアのレイアウト教室は素材使いたい放題で自分好みのボトルアクアレイアウトを組むことができます。お部屋のインテリアとして人気が高いボトルアクア。
各回定員3名はすぐ埋まってしまったとのことです。

ニチドウの展示ブース。誰もが戸惑う魚病薬の使い方の啓蒙に力を入れている。
キョーリンのブースではInstagramまたはTwitterをフォローすると1回ガラポン抽選が行えるイベントを開催。
錦鯉で有名な新潟県小千谷市が市の特産品のPRで出店。
アクアリウムのイベントではありますが近年テラリウムブームという事もあり植物のブースも目立ちました。
各店舗では新商品の展示や新たな切り口の商材、お魚を模したグッズなど、アクアリウム好きが思わず足を止めていました。
コトブキ工芸の小型水槽。魚と植物が共生するアクアテラリウムの提案をしています。

まとめ

コロナ禍でお祭が減り、金魚すくいの機会もめっきりなくなってしまっていたところ、このイベントでの金魚すくいは大好評でした。誰しもがアクアリウムとの出会いは突然です。ふとしたところからアクアリウムの扉を開き、立派なアクアリストに成長してもらいたいなと、アクアリウム業界のはしくれとして強く感じました。もっともっとアクアリウム業界を盛り上げていきたいですね!!

巨大ぬいぐるみが欲しくてガチャポンにチャレンジするも、結果は金魚のクリアファイルだった…(地味にうれしい)。

日本観賞魚振興事業協同組合とは

アクアリウムフェア in FUTAGOTAMAGAWAを主宰した日本観賞魚振興事業協同組合には、
我々、株式会社チャームも会員として名を連ねています。

日本観賞魚振興事業協同組合とは、観賞魚及び観賞魚関連用品の販売、並びに、それに関連する業務に携わる事業者が組合員となり観賞魚飼育の振興・普及を目的とする事業に取り組む組合です。

日本観賞魚振興事業協同組合(jOFa)について


組合では、日本のアクアリウム業界の発展のために盛り上げていこうという気概で活動しています。
今回のアクアリウムフェアも、コロナ禍での生活スタイルの変化にアクアリウムが果たす役割を原点に立ち返り、より敷居を低くした「アクアリウムの楽しみ方」を打ち出すというものでした。
アクアリウムを始めてみたものの「さまざまな困りごと」が立ちはだかっている方への手助けを、業界として行っていくという主催者の使命感が盛り込まれたイベントでした。

投稿者
黒デメキン

犬と馬とリクガメが好き。
友人の自宅で生まれた黒出目金を稚魚から2匹飼っている。
口癖は「自分、アクアリウムに興味がない初心者なんで」。
うっかり詳しいなんて社内で言った日には、アクアリウム知識マウントの争いに巻き込まれて不要な怪我を負わされてしまうのです。

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