ひと目でわかる混泳早見表 グッピー編

グッピー
グッピー育成テクニック魚同士の相性について

どうも、ほにゃらら sp.です。

今回はグッピーから見た、主要な熱帯魚との混泳相性を早見表にしてみました。
グッピーとそれ以外の熱帯魚を混泳させる際の判断の目安にご活用ください。

混泳におけるグッピーの傾向

混泳適性:◎

グッピーは性質が温和で、比較的混泳に向いた熱帯魚です。

他の個体への攻撃性を持たない魚種との組み合わせであれば、基本的に混泳可能です。

水質に関しては中性~弱アルカリ性を好みますが、弱酸性の水質にも適応可能です。

繁殖を主な目的とする場合は、混泳はオススメしません。グッピー単独で飼育しましょう。

混泳に「絶対」はありません

混泳に成功しやすい組み合わせ、失敗しやすい組み合わせはあります。
しかし、100%絶対にうまくいく組み合わせは存在しません。

成功しやすいといわれる組み合わせでも個体間の性格によっては失敗することもあります。
逆に失敗しやすいといわれる組み合わせでも、工夫次第で成功することもあります。
試行錯誤を要する点も、混泳の奥深さといえるでしょう。

どうしてもトラブルを避けたい場合は、単独飼育を選ぶのが無難です。


混泳相性一覧表

混泳の凡例

◎・・・混泳に適した組み合わせです。
〇・・・混泳は可能ですが、種や個体の性格によっては工夫が必要な場合もあります。
△・・・混泳は不可能ではありませんが、適しているとはいえません。工夫次第で可能になる場合もあります。
×・・・混泳には適さない組み合わせです。

※混泳相手の種や個体の性格によっては、例外もあります。

混泳相手混泳相性備考
グッピー
グッピー同士ならまず安全です。
※外国産グッピーと国産グッピーの組み合わせなど、産地の異なる個体の混泳は厳禁です。
プラティ・卵胎生メダカ
性格、水質上の相性は問題ありません。
卵胎生メダカ特有の感染症の問題があるため、あまりおすすめはできない組み合わせです。
カラシン・小型テトラ
ヒレをかじらない種であれば、問題のない組み合わせです。
好む水質の相性がやや悪いものの、どちらも適応力が強い魚種なのでどちらかの環境に合わせられます。
テトラ類は主に弱酸性の水質を好む点に注意します。
コイ・ラスボラ
ヒレをかじらない種であれば問題のない組み合わせです。
ローチ・ボーシャ・タニノボリ
ローチ、タニノボリ系は好相性です。
ボーシャ系の攻撃性を持つ種では注意が必要です。
フライングフォックス/アルジイーター
幼魚は問題ありません。
成魚になると気性が荒くなるので、グッピーを襲う場合は隔離しましょう。
ドワーフシクリッド
ヒレをかじるものが多いため、基本的に混泳相性は良くありません。
アフリカンシクリッド
×攻撃性を示すため、混泳は不可能と考えたほうが良いでしょう。
エンゼルフィッシュ
ヒレをかじるものが多いため、基本的に混泳相性は良くありません。
ディスカス
ヒレをかじるものが多いため、基本的に混泳相性は良くありません。
ベタ・グラミー・アナバス
小型のグラミーは混泳可能です。
ベタや中型のグラミーはヒレをかじる可能性があるため、あまりおすすめできません。
コリドラス
お互いに干渉しないため、基本的に安心して混泳できます。
オトシンクルス・ロリカリア
お互いに干渉しないため、基本的に安心して混泳できます。
プレコ
お互いに干渉しないため、基本的に安心して混泳できます。
レインボーフィッシュ
お互いに干渉しないため、基本的に安心して混泳できます。
ハゼ・ゴビー
ヒレをかじるものが多いため、基本的に混泳相性は良くありません。
フグ・パファー
×攻撃性を示すため、混泳は不可能と考えたほうが良いでしょう。
エビ・ビーシュリンプ
稚エビは食べられる可能性があります。

グッピーと混泳できるオススメの熱帯魚

一覧を見ても迷ったら、下記の魚種から探してみると良いでしょう。
グッピーと混泳させても問題の起こりにくい、比較的安心して混泳できる組み合わせです。

小型カラシン・テトラ系

ネオンテトラ、カージナルテトラ、グローライトテトラ、ブラックネオンテトラ、ラミーノーズテトラ、ブラックファントムテトラ、レッドファントムテトラ、レモンテトラ など

ネオン・テトラ
カージナル・テトラ
グローライト・テトラ
ブラックネオン・テトラ
ラミーノーズ・テトラ
ブラックファントム・テトラ
レッドファントム・テトラ
レモン・テトラ
コイ・ラスボラ系

ラスボラ・ヘテロモルファ、ラスボラ・エスペイ、ブルーアイ・ラスボラ、アカヒレ など

ラスボラ・ヘテロモルファ
ラスボラ・エスペイ
ブルーアイ・ラスボラ
アカヒレ
レインボーフィッシュ系

ネオンドワーフ・レインボー、バタフライ・レインボー、ニューギニア・レインボー、ポポンデッタ・フルカタ など

バタフライ・レインボー
ニューギニア・レインボー
ポポンデッタ・フルカタ
ネオンドワーフ・レインボー
コリドラス系

コリドラス・アエネウス、コリドラス・パレアタス、コリドラス・パンダ、コリドラス・ステルバイ、コリドラス・トリリネアータス、コリドラス・ジュリー、コリドラス・アークアタス、コリドラス・パンク など

コリドラス・アエネウス
コリドラス・パレアタス
コリドラス・パンダ
コリドラス・ステルバイ
コリドラス・ベネズエラオレンジ
コリドラス・パンク
コリドラス・アークアタス
コリドラス・トリリネアータス

グッピーと混泳できない熱帯魚

特にオススメできない組み合わせは次の通りです。
下記で紹介する魚種との混泳は、高確率で失敗します。

産地の異なるグッピー
国産グッピー
外国産グッピー

混ぜるな危険!!!
産地が異なる個体の混泳は絶対NG!

国産グッピー同士、外国産グッピー同士は混泳できます。

しかし、国産グッピーの場合は外国産グッピー、外国産グッピーの場合は国産グッピーとの混泳は厳禁です。

▼こちらを参考

気が強いテトラ類

インパイクティス・ケリー、エンペラーテトラ、モンクホーシャ、ブルー・テトラ、ブラック・テトラ、ペンギン・テトラなど

インパイクティス・ケリー

グッピーはほとんどのテトラ類と混泳できますが、一部に他魚のヒレをかじる習性を持ったものがいます。
そのような種との混泳は不向きです。

テトラ同士なら水草が茂っていれば多少の小競り合いではその中に隠れて逃げ切れます。
しかし、グッピーは泳ぎが遅いので、隠れる前に簡単に追いつかれてしまいます。

テトラ同士ではあまり問題にならない多少のヒレかじりですが、グッピーにとっては死活問題です。

フグ系

アベニー・パファー、ミドリフグ、ハチノジフグなど 全般的に不可

アベニー・パファー

フグ類は全般的に混泳不可と考えてよいです。
グッピーが自慢のヒレをかじられてしまうなど、高確率でトラブルが発生します。

絶対に避けるべき組み合わせの一つです。

アフリカンシクリッド系

アーリー、コバルトブルー・シクリッド、ゴールデンゼブラ・シクリッド、カメレオン・シクリッド、ラピドクロミス・カエルレウス、ネオランプロローグス・ブリチャージなど 全般的に不可

アーリー

アフリカンシクリッドも自慢のヒレをかじられてしまうなど、攻撃性が強く不向きな組み合わせです。

こちらもフグと並び、避けるべき組み合わせの一つです。


グッピーの混泳 まとめ

基本的には混泳しやすい熱帯魚
  • グッピーは温和で他魚に対する攻撃性は基本的にありません。
    多くの小型魚との混泳が楽しめます。
  • 逆に攻撃対象にされてしまう場合は混泳できません。
    ヒレをかじる習性を持つ魚種との混泳は要注意です。
  • 産地の異なるグッピー同士は混泳できないことを必ず把握しておきましょう。
    グッピー同士よりはリスク低めですが、プラティなど卵胎生メダカとの混泳にも多少なり同様のリスクがあります。
投稿者
ほにゃらら sp.

福島県産のワイルド個体。
ロカリティの詳細は残念ながら記録がない模様。
アクアリウム歴はだいたい20年くらい。
「同属内で多様なバリエーション」が好き。若干コレクター気味。
つまりコリドラスや、ミクロソリウムが最高。ということですね。

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