エビ飼育の第一歩・水槽の選び方<Shrimp Style #1>

鑑賞用シュリンプ
鑑賞用シュリンプ


色柄豊かなバリエーションや美しい水景の演出など、エビの飼育は楽しみが満載。
コツをつかめばエビの飼育は初心者からも始めることができます。

Shrimp Styleシュリンプ スタイル』は、初心者に向けたエビ飼育のハウツー記事です。
エビの飼育を始めたいとき、エビの飼育で迷った、困ったときのヒント集としてご活用ください。
初回は意外と難しい水槽の選び方について。サイズは?材質は?何をどう選べば良いのでしょうか。

(断りがない限り、本シリーズはビーシュリンプやチェリーシュリンプをはじめとした観賞用エビを対象にしています)

エビ飼育は水槽サイズの選定が大切

エビ飼育に必要なものといえば、まずは水槽です。容器がないことには飼育が始まりません。

とはいえ、水槽はサイズや材質、形など選択肢が非常に幅広くあります。なんとなく選んで後から買い替える事態にならないよう、飼育スタイルに合った水槽選びをしたいものです。

エビ飼育の水槽選びで難しいのがサイズです。ノーマルな箱型であれば、材質はガラス、アクリルのどちらでもかまいません。プラスチック水槽ではヒーターを使えず、飼育できるエビが制限されてしまいます。

ちなみに、ガラス水槽は透明度が高く、傷つきにくい一方で重量があって取り扱いに注意が必要です。
アクリル水槽は衝撃に強くガラス水槽よりも軽量ですが、細かい傷がつきやすいという点があります。

詳しくはコチラ

それではエビ飼育に適した水槽について、サイズ別にメリット・デメリットを見ていきましょう。

30cmキューブ&規格水槽

30cmキューブ
30cm規格水槽
水量目安匹数
30cmキューブ水槽25L10~80匹
30cm規格水槽13L6~30匹 

エビ飼育では一番購入されるサイズで、飼育スペースを多く取れない方におすすめです。
メジャーな水槽である一方、実はビギナー向きの水槽とはいいづらい部分があります。というのも、水量が少ないことで水質安定が難しく、頻繁に水換えが必要になって急激な水質の変化に弱いエビには厳しい環境になってしまうためです。
どちらかといえば、エビ飼育や環境作りに慣れた人向きかもしれません。

45cm規格水槽

45cm規格水槽

 

水量目安匹数
45cm規格水槽32L15~130匹 

45cm水槽は多くの品種を飼育するアクアリストに好まれる水槽です。30cm水槽に比べると水量は規格水槽で32Lと大幅に増えます。大きくも小さくもないという点では飼育も掃除もしやすいサイズです。
繁殖目的で45cm規格水槽を使う人もいます。

60cm規格水槽&ワイド水槽

60cm規格水槽
60cm規格水槽ワイド
水量目安匹数
60cm規格水槽65L30~200匹
60cm規格水槽ワイド121L45~400匹 

エビ飼育に限らず多くのアクアリストに支持される水槽です。水量が多いだけに水質が安定しやすく、急激な変化も起こりづらい点からエビの飼育初心者の方におすすめです。
また、一品種にこだわらず匹数多く飼育するなら60cm1本で問題ないでしょう。

90cm以上の水槽

90cm規格水槽

水量目安匹数
90cm規格水槽200L500匹~ 


90cm水槽になるとエビのみを飼育する人は少数です。

ロータイプ水槽

ロータイプ水槽

水槽には背の低いロータイプもあります。
ロータイプの良さは上から観賞しやすい点です。正面とは違った視点から楽しめますが、高さがない分水量が減ってしまい、水質を安定させるには難しいでしょう。

ブリードするなら大小どっち?

大きいサイズのほうが水量も多く水質が安定しそうです。
ブリードをする場合について、大小の水槽のメリットとデメリットをお伝えします。
こちらでは個人的な見解が含まれる点、あらかじめご了承ください。

大きい水槽のメリット・デメリット

<メリット>
メンテナンスの頻度が下がる
水量が多いことで水質の変化が起こりにくくなります。

飼育できる匹数の上限が高い
1つの水槽で多くの匹数管理ができます。

<デメリット>
メンテナンスが大変
水槽のサイズが大きいので、水換えとソイルなどの掃除に時間がかかります。

初期費用が大きい
水槽自体だけでなく、水槽台やフィルタ―などの最初に購入する商品の初期費用が高くなります。

水槽の移動が大変
部屋の模様替えや引っ越しの時などが大変。

小さい水槽のメリット・デメリット

<メリット>
品種の管理がしやすい 
たくさんの品種を維持、ブリードする際はそれを避けるため、小さい水槽を多く使いながら飼育できます。卵を持った個体の隔離や稚エビのみの管理もできます。

初期投資が小さい
大型水槽よりも安く、水槽やフィルタ―などの一式をそろえることができます。エビが殖えてきたり、新しい品種を飼育したくなったときも水槽を追加購入しやすいです。

メンテナンスしやすい
水槽が小さいので、掃除しやすくなります。

<デメリット>
メンテナンスの頻度が上がる
水槽内の匹数が多くなるとエサの量も増え、水質の変化も起こりやすくなります。そのため、水槽の掃除、水換えの頻度も高くなります。

飼育できる匹数の上限が低い
水槽が小さいので過密になりやすく、長期維持のためには、こまめな水換えや水質を維持する技術が必要になります。

水槽サイズによるエビの変化

水槽サイズによりシュリンプの活動に変化が見られます。

大きい水槽

小さい水槽

大きい水槽ではスペース確保ができ、エサの取り合いがなくなる分、大きく成長して繁殖しやすくなります。エサを与えても気づくまで時間がかかることがあるため、多く集まる場所にエサを入れてあげましょう。

小さい水槽では過密になります。エサへの反応は早いですが取り合いがはじまります。エサの食べる量の差が出て成長差も出ます。大きい水槽に比べると、安定した繁殖は難しい場合があります。

水槽選びまとめ

今回はエビ水槽の選び方について解説しました。
熱帯魚飼育経験があり、多くの品種を飼育したい方は45cm水槽、飼育そのものが初めてでゼロからのスタートの方には60cm水槽をおすすめします。

もし、30cm水槽から飼育を始めて失敗しまった方も、60cm水槽で再チャレンジしてみませんか。エビの飼育に慣れたら30cm水槽でも何本も管理できるようになったというケースもあります。

生き物の飼育は、より多く経験を積むことでさまざまなことに対応できるようになるでしょう。

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