種類が豊富!ハイフェソブリコン特集<定番種編>

カラシン・テトラ
カラシン・テトラ

みなさんこんにちは、Tです。熱帯魚の中で水草レイアウトによく映える種類といえばなんでしょうか?そう、小型で美しいカラシンの仲間ですよね!
本記事ではそんなカラシンの仲間の中でも人気が高いハイフェソブリコン属にフォーカス。
王道だけれど無視できない!そんな種類を集めました。

ハイフェソブリコン(Hyphessobrycon)属について

まずはハイフェソブリコンとは何か?を解説します。

ハイフェソブリコンにはざっくり2つのグループがあります。元より「ハイフェソブリコン属」とされたグループとファントム系の体高のある種類が属していた「旧メガランフォダス属」です。
後者が前者に吸収合併されるような形で、現在のハイフェソブリコン属が構成されています。


多くが南米原産の種類で小型かつ非常に美種です。ハイフェソブリコン属についてはまだまだ解明されていないことが多く、見つかっている種だけでも約150種類存在するともいわれています。アクアリウムでは水草レイアウトと共に楽しむのはもちろんのこと、流通数が少なく希少価値が高い種もあるのでコレクションするのも楽しいグループです。(その分価格はお高め)

筆者のイチオシの種類を紹介

定番だけれど奥深い魅力がある!そんな種類をご紹介していきます。

ブラックファントムテトラ

ブラックファントムテトラ
Hyphessobrycon megalopterus

筆者が個人的に王道かつ王様のハイフェソブリコンだと思っているのがこのブラックファントムテトラです。カラシンの仲間でアクアリストなら誰もが知っているネオンテトラやカージナルテトラほどの派手さはありません。しかし、黒・メタリックグレー・ラメの水色のコントラストが落ち着きの中にも個性があって唯一無二の美しさと言えるのではないでしょうか?シックで渋いと言われる本種。確かに、ブラックファントムテトラが泳ぐ水草レイアウトはどこか大人びた雰囲気さえ感じます。

ブラック・ネオン

ブラック・ネオン
Hyphessobrycon herbertaxelrodi

東南アジアでブリードされた個体が流通しておりシックな美しさと丈夫さから入門種として知られています。体側に力強く走るブルーゴールドと黒のラインと眼の上部の赤い発色が非常に美しいですね。
飼い込まれた個体では各ヒレがうっすらと黄色みを帯び、入門種といえど侮れない美しさを持っています。本種と同程度のサイズの熱帯魚となら混泳にも向いています。ネオンテトラなどの派手な美しさを持つ魚と混泳させるとお互いの美しさが引き立つ水景となるでしょう。

レモンテトラ


レモンテトラ
Hyphessobrycon pulchripinnis

タパジョス川原産のカラシンです。古くから親しまれている種で、名前のとおりレモンのように黄色く染まるかわいらしい魚です。成熟し発情したオスは黄色がさらに濃くなって存在感を放つようになります。
黄色が強い熱帯魚ってそう多くはないように思います。水草レイアウトに入れればアクセントになること間違いなし!ただし、柔らかい水草はかじられてしまうことがあるようなので注意が必要です。

ロージー・テトラ


ロージー・テトラ
Hyphessobrycon rosaceus

ロージー・テトラはブラジル、エッセクイボ川原産のカラシンです。美魚として昔からポピュラーな種で、ロージーの名の通りバラ色(赤)に染まるテトラです。体高のあるひし形の体形を持ち、特にオスは背ビレと尻ビレが伸長して非常に優雅で美しい姿を見せてくれます。ブラックファントムテトラの赤いバージョンのような熱帯魚ですね!大きな背ビレももちろん好きですが、個人的に好きなポイントは尾びれの赤いスポットです。かわいらしくありませんか?

ロージー・テトラの品種改良種、ホワイトフィンロージテトラも存在します。背ビレの黒色の部分が白くなっているのがポイントです。

ファイヤーテトラ

ファイヤーテトラ
Hyphessobrycon amandae

最大全長は2.5cmとカラシンの中でも特に体が小さいファイヤーテトラ。赤1色というシンプルな配色ですがそれが最大の魅力といえます。どんなレイアウト水槽にもマッチすることからビギナー・ベテランの枠を超えて昔から愛される種類ですよね。群泳させると水槽の中でキラキラと輝き非常に美しいです。体が小さいのでエサのサイズを一回り細かくすることをおすすめします。また、最大限の体色を引き出すには色揚げ効果のある人工飼料やブラインシュリンプ、赤ムシなどを与えるとよいでしょう。

コロンビアレッドフィンテトラ

コロンビアレッドフィンテトラ
Hyphesobricon columbianus

体高のある体型にブルーメタリックに輝く体色と赤いヒレのコントラストが非常に美しい種類です。
東南アジアでブリードされた個体が多く流通しています。飼い込むほどにメタリック感とヒレの赤みが増していき、色のコントラストに一層磨きがかかります。長く大切に育ててあげることで美しい姿を楽しむことができるでしょう。

ハイフェソブリコンの美しい赤色を引き出すための飼育方法

ハイフェソブリコンは美しい赤色の発色をするものも多いです。
最大限の赤みを引き出すためにはどのような飼育方法を行えばよいのでしょうか?

水質を弱酸性に傾ける

カラシンの一種であるハイフェソブリコンはブラジルなどの南米の川の出身の種が多いです。南米の河川は弱酸性の水質なので、水槽内の水質も野生下の環境に合わせて弱酸性にするとよいでしょう。ワイルド個体飼育する時はブラックウォーターにするとなおよいかもしれません。

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水質悪化を防ぐためにメンテナンスをしっかり行う

汚れた水では熱帯魚は本来の色味を発揮できません。それどころか、病気になってしまう確率が上がるなど魚に健康被害が及ぶ可能性が高まります。必ず水換えや底床掃除を定期的に行うように心がけましょう。

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黒色のバックスクリーンを貼る

水槽を設置してる場所が明るすぎませんか?熱帯魚は周りが明るすぎると色が飛んでしまい、色が薄くなってしまったような状態になります。極力水槽周りは黒で覆うとよいといわれいます。そのためにも水槽に黒色のバックスクリーンを貼り付けることをオススメします。

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色揚げ効果のあるフードを食べさせる

日々与える食べ物にも注目してみましょう。カロチノイドという成分は赤色の色揚げに貢献してくれます。ミジンコや赤ムシ等に豊富に含まれており、冷凍・乾燥エサを活用することで取り入れられます。また、人工フードによっては色揚げ効果があり、それらを使ってもよいでしょう。

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

いかがでしたでしょうか?美種が多いハイフェソブリコン。もちろん種によっては水質の変化に敏感なものもいますが、ほとんど種類の飼育条件はネオンテトラなどのおなじみの熱帯魚と変わりません。
定番ということは多くの人に魅力を認められた証!じっくり飼い込めば美しい発色をしてくれる種類も多くいます。ハイフェソブリコンの定番種を飼育したことのない方はこの機会にお迎えしてみてはいかがでしょうか?

投稿者
T

1997年10月8日生まれ。愛知県出身。アクアリウムは初心者で、ビギナーの心に寄り添った記事を目指しています。自宅でフトアゴヒゲトカゲを飼育(8歳)趣味のオートバイはかれこれ6年目に突入。

ティーよりコーヒーが好き。

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