今回は台湾で作出された、深い青色の「ベルベットブルー・シュリンプ ダークブルー」と透明感のある水色の「ブルージェリー・シュリンプ」青の色彩が美しい2品種になります。
エビと言えば赤色や茶褐色のイメージがあります。ミナミヌマエビなどは透明感のある褐色系で透明感のある甲殻、ビーシュリンプも赤や黒といったカラーになります。チェリーシュリンプも暖色系が多くみられます。
そんな褐色や赤い種類が多いエビとは、雰囲気が全く異なる青系のエビの品種を深堀していきたいと思います。

青いシュリンプの系譜
カラーシュリンプの原種はシナヌマエビ・ミナミヌマエビと言われています。作出過程は不明点が多く詳細はわかりません。
レッドファイアー・・イエロー・オレンジ・スノーホワイトなど多くの品種は、チェリーレッドからの作出と言われています。
図1

原種はシナヌマエビといわれ、台湾で改良品種として輸入されたのがチェリーレッドシュリンプになります。この図の中だと青系のエビがいないですね。
図2

実は元は同じシナヌマエビからなのですが、レッドチェリーからではなくルリーシュリンプから作出されたといわれています。
10年ほど前は、青系のエビは区別されずに流通していました。
その後、より色が濃くなるように改良されたものを『ベルベットブルー』、淡い水色のタイプが『ブルージェリー』として2つの品種にわかれました。
ベルベットとブルージェリー比較してみた
チェリー系のシュリンプには、青系の2品種「ベルベットブルー・シュリンプ ダーク ダークブルー」「ブルジェリー・シュリンプ」になります。
2品種の大きな違いは色の濃淡と甲殻の透明度になります。
チェリー以外の青色シュリンプ達
現在観賞用としてシュリンプの品種も豊富になり、カラーバリエーションも多くなりました。
そんな中ですが、青い体色が美しい他のシュリンプも紹介します。
ターコイズシャドーシュリンプ
ゼブラシュリンプ ディープブルー ゴールデンアイ
アフリカンロック・シュリンプ
アフリカンロックシュリンプは幼個体のうちは淡い青色になり、成長すると深い色合いの青系と成長します。
幼個体は淡い青系だけではなく、白・淡い赤(桃色)・紺とカラーバリエーションが豊富です。
※成体になると、色が濃くなります。
飼育方法など癖の強い品種になります。下記記事など参考にしていただけたら幸いです。
番外編
ザリガニ系から2品種、「青ザリガニ」「タイゴースト ブルームーン」になります。
こちらの2種も淡い色合いと濃い色合いと分かれておりとても綺麗な品種になります。
※2023年6月1日より規制対象となり、入手できなくなります。
飼育方法
今回ご紹介しました。青系チェリー・シュリンプの「ベルベットブルー・シュリンプ ダークブルー」「ブルージェリー・シュリンプ」の飼育方法・環境設備・繁殖方法など、他のチェリー・シュリンプと同じ方法となります。
下記の記事にて説明しています。飼育・環境設備・繁殖など参考にしていただければ幸いです。
青系シュリンプに有効なアイテム
植物性のエサを与え色上げ効果・脱皮不全予防になります。
甲殻を厚く成長させるには、ミネラル分・カルシウムが必要になります。
添加剤やカキ殻が有効です。
※添加剤・調整剤を使用するときは、先に水のチェックを行うようにしましょう。
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