ポリプテルスの世界

大型肉食魚
大型肉食魚種類解説(熱帯魚)観賞魚・水草の世界

ポリプテルスの魅力

ポリプテルスの世界へようこそ。

ポリプテルスは「古代魚」の代表的なグループで、魚類から両生類への進化の途中にある形態を今なおとどめているグループとされています。

魚でありながら恐竜のような風貌を持ち、さらに肉食魚としては比較的飼育もしやすい部類に入ります。
このため、肉食魚・古代魚の入門種としても人気です。

個体によってバンド模様の入り方に差があり、これを集めるのもポリプテルスの楽しみ方の一つでしょう。
イレギュラーバンド、ロイヤルバンド、バンドレスなど、種内でもさまざまな変異が知られます。
肉食魚にしては比較的温厚であり、混泳させやすい点もポリプテルスの魅力です。

さながら恐竜の背中のトゲのように生えそろった背ビレはポリプテルス類ならではの特徴です。
このヒレは小離鰭しょうりきと呼ばれます。
種によって数が異なるため、これは種判別の際の指標にもなります。

肉食魚や古代魚といえば、大型になるイメージが先行するかもしれません。
しかし、ポリプテルス類に関しては、60cm水槽で終生飼育が可能な小型種もいます。
もちろん、肉食魚らしい迫力のサイズに育つ種もいます。
生活スタイルや好みに応じて選べるのはうれしいところです。

迫力の肉食魚でありながら、意外にも飼育のハードルは低め。
このため初心者からマニアまで、幅広くのアクアリストを魅了する古代魚です。

それではアフリカが育む古代のロマン、ポリプテルスの世界へ。
貴方を誘いましょう。

ポリプテルスとは

ポリプテルスとは、アフリカに生息する古代魚の一グループです。
細長い体型と、恐竜のような迫力ある風貌が特徴です。

ポリプテルスはデボン紀に出現した魚といわれ、魚類から両生類への進化途中の姿を今なおとどめている原始的な魚類とされています。

ポリプテルス最大の特徴は複数存在する背ビレです。
このヒレは小離鰭しょうりきと呼ばれます。

小離鰭は種によって数が異なるため、種判別の際の指標にもなります。
また、Polypterusポリプテルスの名は「多くのヒレ」の意。
つまり、この小離鰭を意味しています。

その他の特徴としてガノイン鱗(厚く硬い鱗)と2つの浮袋を有し、エラ呼吸、空気呼吸のどちらも可能など、通常の淡水魚とは異なる生態が魅力的なグループです。

幼魚の内は両生類のような外鰓(がいさい)を持つのも特徴の一つです。

幼魚時代はウーパールーパーにそっくり

ポリプテルスの魅力

ポリプテルス・セネガルス
60cm水槽でも飼育可能なポリプテルスです。

家庭で飼える古代のロマン

ポリプテルスはデボン紀に出現した当時の特徴を今なお色濃く残すグループとして知られています。

家庭で飼育可能な「古代魚」としては、最も入手しやすくポピュラーなグループです。

基本的に大型に育ちますが、一部60cm水槽で終生育が可能な種もいます。

はじめて飼育する場合は、「ブリード個体」を強くおすすめします。

迫力のある肉食魚

ポリプテルス類は基本的に肉食魚です。
最初のうちは愛らしさがありますが、育てるにしたがって迫力を増してきます。

餌ドジョウなどの捕食シーンも圧巻です。

高いコレクション性

ポリプテルスにはさまざまな種類がおり、さらに種類ごとに模様のパターンも異なります。

イレギュラーバンド(通常より乱れたバンド)やロイヤルバンド(通常より太く色が濃くはっきりとしたバンド)、バンドレス(本来バンドが現れる部分にバンドが入らない)などの特殊個体もおり、ついつい集めたくなる魅力があります。

大型魚としては比較的混泳させやすい部類である点も、うれしいところですね。

デルヘジィ“ロイヤルバンド”

主なポリプテルス

比較的安定した入荷が見られる人気種を主にピックアップして紹介します。
ポリプテルスは大きく分けて「上顎突出型」「下顎突出型」の2グループに大別されます。

上顎突出型

上顎が下顎より突出するグループで、比較的小型の種が多いのが特徴です。
60cm水槽で終生飼育が可能な種もおり、コンパクトに飼育を楽しむならこちらのグループから選ぶと良いでしょう。

セネガルス
デルヘッジィ
オルナティピンニス
パルマス・ブュティコフェリー
パルマス・ポーリー
ウィークシー
レトロピンニス
(旧sp.ザイールグリーン)
モケーレムベンベ
(旧レトロピンニス)
トゥジェルシー
下顎突出型

下顎が上顎より突出するグループで、比較的大型になる種が多いのが特徴です。
大型水槽で迫力ある飼育を楽しむな、こちらのグループから選ぶとよいでしょう。
90cm以上の大型水槽での飼育が基本となります。

エンドリケリー
アンソルギー
ビキール・ラプラディ
ビキール・ビキール
アミメウナギ

ポリプテルス・セネガルス

学名:Polypterus senegalus senegalus
最大サイズ:30cm程度

アフリカに広く生息するポリプテルスです。
ポリプテルスの中でも最もポピュラーな種として知られ、ブリード個体が数多く流通しています。
最も入手しやすいポリプテルスは本種となるでしょう。

灰褐色の体色には目立った模様がなく、じっくり飼い込むとやや体色がやや緑味を帯びます。
本種は背ビレ(小離鰭)が8枚から11枚程度見られます。

本種はポリプテルスとしては小型種で、最大でも30cm程度にしかなりません。
このため、60cm水槽での終生飼育が可能です。

流通量が多く飼育も容易、そこまで大型の水槽を要求しないため、ポリプテルスの入門種として根強い人気があります。

混泳は比較的させやすい部類に入りますが、同種間ではかじり合うことがあるので注意が必要です。

セネガルス 成魚サイズ
ナイジェリア産ワイルド個体
さまざまな改良品種
セネガルス“アルビノ”
セネガルス“ゴールデン”

セネガルスは繁殖が容易で商業的なブリードが確立されていることもあり、数多くの改良品種が存在します。

「アルビノ」や「ゴールデン」はその代表です。

セネガルス“ロングフィン”

体色の変異の他に、ロングフィンタイプも作出されています。
各ヒレが伸長するため、ポリプテルス特有の小離鰭も非常に見ごたえがある形状へと変化しています。

特にロングフィンタイプに関しては、混泳させると個体によってはヒレをかじり合ってしまい、観賞価値を損ねることがあります。
ロングフィンタイプは単独で飼育したほうが、美しい姿を維持しやすいです。


ポリプテルス・デルヘジィ

学名:Polypterus delhezi
最大サイズ:40cm程度

ザイール川原産のポリプテルスです。
灰色の体色に黒いバンドが数本入る美しい体色から、ポリプテルスの中でも人気の種です。

上顎突出型のポリプテルスの中でも最も枚数が多く大きな背ビレと、存在感のある大きな尾ビレをもつことから、遊泳している姿が美しいポリプテルスとされています。

バンド模様には個体差も大きく、コレクション性が高いのも魅力の一つです。
小離鰭は9~13枚程度です。

本種はセネガルスより一回り大きくなり、最大で40cm程度となります。
60cm水槽での終生飼育も可能ですが、できれば90cm水槽での飼育がおすすめです。

デルヘジィ 成魚サイズ
さまざまなバンド
デルヘジィは個体によってバンド模様の個体差が大きいのも特徴の一つです。
“バンドレス”と呼ばれるバンドがほとんど入らないタイプ
“ロイヤルバンド”と呼ばれる太く明瞭なバンドが入るタイプ

ポリプテルス・オルナティピンニス

学名:Polypterus ornatipinnis
最大サイズ:60cm程度

コンゴ川、タンガニィカ湖原産のポリプテルスです。
黒と黄色の網目模様の美しい種で、上顎突出型のポリプテルスの中でも最も大きくなる種です。
上顎突出型としては大型種で、最大で60cm程度になります。
90cm以上の水槽で飼育すると安心でしょう。

幼魚個体が多く流通しており、入手しやすいのもポイントです。
美しい尾ビレを持つことから、水槽内でも良く目立ち、観賞価値の高いポリプテルスとされています。

丈夫で何でもよく食べること、成長が非常に早いことから比較的飼育しやすいポリプテルスです。
国内での繁殖例も知られています。

本種は背ビレ(小離鰭)が9~11枚程度見られます。

オルナティピンニス 成魚サイズ
上顎突出型の中では迫力のサイズに成長します。

ポリプテルス・パルマス・ブュティコフェリー

学名:Polypterus palmas buettikoferi
Polypterus lowei

最大サイズ:30cm程度

セネガルからリベリア原産のポリプテルスです。
日本には1980年代に輸入されたといわれ、ポリプテルス・ローウェイの名称で古くから親しまれています。
現在ではパルマス種の亜種とされていますが、その分類は今なお混迷を極め、さまざまな見解があるようです。

頭部にかけて黄色みを帯びることが多く、体側には網目模様を持ちます。
黄色の強さによる鮮やかさが、他の種よりも際立つポリプテルスです。

成長しても30cm前後と、ポリプテルスの中ではそれほど大きくなりません。
このため60cm水槽でも飼育しやすく、入門種として人気の高い種です。

本亜種は上顎突出型らしい、丸みのある顔つきと温和な性質を持ちます。
小離鰭は7~10枚程度見られます。

ブュティコフェリー 成魚サイズ

ポリプテルス・パルマス・ポーリー

学名:Polypterus palmas polli
最大サイズ:30cm程度

パルマスの名称で古くから親しまれているポリプテルスです。
ブュティコフェリーとは亜種の関係にありますが、一般にパルマスといえばふつう本亜種を指します。

本種はやや地味な色彩に見えますが、落ち着いた個体では頭部や背部、胸ビレに緑色の発色を見せ、渋い美しさを見せてくれます。

成長しても30cm前後と、ポリプテルスの中ではそれほど大きくなりません。
このためこちらも60cm水槽で飼育しやすく、入門種として人気の高い種です。

本種は上顎突出型らしい、丸みのある顔つきと温和な性質を持ちます。
小離鰭は5~7枚程度と、やや少なめな点も特徴です。

※基亜種はパルマス・パルマスですが、観賞魚としての輸入はほぼありません。
このため、アクアリウムにおいては単にパルマスというと、ポーリー種を指すことが多いです。

ポーリー 成魚サイズ

ポリプテルス・ウィークシー

学名:Polypterus weeksii
最大サイズ:50cm程度

コンゴ川原産のポリプテルスです。
ウィークシーの名称で古くから親しまれ、やや頭でっかちで愛らしい印象のポリプテルスとして人気のある種です。

上顎突出型としてはやや大きくなる種で、最大で50cmほどに成長することもあります。
60cm水槽でも飼育は可能なものの、最大サイズではやや手狭になります。
できれば、90cm以上の水槽で飼育すると安心でしょう。

本種は個体ごとの色彩やバンドのパターンがかなり多く、淡い灰褐色の個体や、背側が濃い茶色になる個体、身体に入る斑紋が不鮮明な個体などが知られています。

落ち着いた個体では頭部や背部、胸ビレに緑色の美しい発色を見せてくれます。
さまざまなタイプをコレクションしても楽しめるポリプテルスです。

小離鰭は8~11枚程度見られます。

ウィークシー 成魚サイズ
ロイヤルバンド個体

ポリプテルス・レトロピンニス(旧sp.ザイールグリーン)

学名:Polypterus retropinnis
最大サイズ:35cm

コンゴ川原産のポリプテルスです。
何度も名称の変更がされたことから今なお複数の名称で呼ばれることが多く、本種の最大の特徴であるグリーンの体色を最も良く表現している“ザイールグリーン”の名称でも親しまれています。
上顎突出型らしくサイズもポリプテルスの中では小型であり、30cm程度にまでしか成長しません。

水槽内でじっくり飼い込まれた本種は美しい緑の体色を持ち、飼育しやすい中型のサイズから人気の種です。
丈夫で何でもよく食べるので比較的飼育しやすく、成長が遅いため入門種としても人気があります。
60cmでも飼育可能ですが、それなりに高価な種です。
状態良く飼育するためには、90cm水槽での飼育がおすすめです。

小離鰭は7~9枚程度見られます。

レトロピンニス 成魚サイズ
複雑な名前の変遷

本種は“sp.ザイールグリーン”と呼ばれることも多い種です。
これはもともとポリプテルス・レトロピンニスの名称で輸入される個体のうち、美しい緑の発色を持つタイプをこう呼んだことが始まりとされています。

その後“sp.ザイールグリーン”はしばらくの間モケーレムベンベと呼ばれていましたが、2006年にこれまでレトロピンニスと呼ばれていた種がモケーレムベンベとして記載され、本種である“sp.ザイールグリーン”はレトロピンニスと名称を改めています。

古い時代の書籍では、現在とは逆に名前が表記されていることもあります。
混同しないように注意が必要です。


ポリプテルス・モケーレムベンベ(旧レトロピンニス)

学名:Polypterus mokelembembe
最大サイズ:30cm程度

コンゴ川原産のポリプテルスです。
古くからポリプテルス・レトロピンニスの名称で流通し、現在でも“旧レトロピンニス”と呼ばれることが多い種です。
上顎突出型らしくサイズもポリプテルスの中では小型であり、30cm程度にまでしか成長しません。

暗めの色彩で際立った特徴も少ないですが、胸鰭の付け根に黒斑を持ちます。
体側のバンドが幅広く、全体的にシックな印象のある種です。
丈夫で何でも良く食べるので比較的飼育しやすく、成長が遅いため入門種としても人気があります。
60cmでも飼育可能ですが、それなりに高価な種です。
状態良く飼育するためには、90cm水槽での飼育がおすすめです。

小離鰭は6~8枚程度見られます。

モケーレムベンベ 成魚サイズ
複雑な名前の変遷

本種はかつて“レトロピンニス”と呼ばれており、混同を避けるため“旧レトロピンニス”と呼ばれることも多い種です。

以前、レトロピンニスに少数混ざってくる緑色の強いタイプが“sp.ザイールグリーン”と呼ばれ、本種は“モケーレムベンベ”と呼ばれていました。

ところが2006年に新たに記載し直された結果、本種にモケーレムベンベの名称が与えられ、レトロピンニスの名は緑色の強いタイプに与えられました。

“sp.ザイールグリーン”は元々モケーレムベンベとも呼ばれていたので、古い時代の書籍では、現在とは逆に名前が表記されていることもあります。
混同しないように注意が必要です。


ポリプテルス・トゥジェルシー

学名:Polypterus teugelsi
最大サイズ:70cm程度

2004年に記載された、比較的新しいポリプテルスです。

ビュティコフェリーに良く似た黄色地に褐色、緑褐色、青褐色といった斑模様が入ります。
比較的発色が鮮やかな種といえるでしょう。

成長しても他のポリプテルスに比べて細長い体型をもち、上顎突出型のポリプテルスでは最大になるといわれています。

水槽内でもよく泳ぐ種類なので大型の水槽で飼育するといいでしょう。
以前はワイルド個体のみの流通でしたが、近年ではブリード個体がようやく流通するようになりました。

小離鰭は6~8枚程度見られます。

トゥジェルシー 成魚サイズ

ポリプテルス・エンドリケリー・エンドリケリー

学名:Polypterus endlicheri endlicheri
最大サイズ:70cm程度

下顎突出型ポリプテルスの代表種です。
下アゴが突出した顔つきと、背ビレから恐竜を髣髴させる外見を持ち、黄土体色に数本入る黒いバンドが特徴的です。

現在ではワイルド個体だけでなく、東南アジアでブリードされた幼魚がコンスタントに流通し、プラチナタイプやショートボディといったものも作出されています。

本種をはじめとした下顎突出型ポリプテルスは90cm水槽以上での飼育が基本です。

小離鰭は11~14枚程度見られます。

エンドリケリー 成魚サイズと個体差

本種のバンド模様は個体差が大きいことから、コレクション性も高いとされています。

また、大型種ゆえに迫力ある飼育が楽しめます。

ポリプテルス類の魅力をぎゅっと凝縮したような特徴から、古くから非常に人気の高い種です。


ポリプテルス・アンソルギー

学名:Polypterus ansorgii
最大サイズ:70cm程度

ギニア原産のポリプテルスです。

体側に帯状に見える黒斑が特徴的な種です。
体側のライン状の模様は成長と共に平行四辺形になり、ブロックが整列したような模様は渋い美しさがあります。

飼育は容易であり、成長すると成長すると70cm前後になるといわれています。
ブリード個体の作出が非常に早かったことから、ブリードも比較的簡単といわれています。

愛好家の間では、長らく幻のポリプテルスとして憧れのあった種です。
2006年に日本に初輸入された際には、話題になりました。

小離鰭は12~15枚程度見られます。

アンソルギー 成魚サイズ

ポリプテルス・ビキール・ラプラディ

学名:Polypterus bichir lapradei
最大サイズ:70cm程度

西アフリカ一帯に生息しているポリプテルスです。
下顎突出タイプの代表ともいえる、ビキール種の亜種です。

本種の模様は多くのバリエーションを持つことが定義を曖昧にしています。
ブリード個体では頭部から尾ビレに向かって見られるライン模様と、体側後半部の模様により他種との判別は容易です。

以前はワイルド個体のみの流通でしたが、近年ではブリード個体の流通量も増えてきました。

小離鰭は13~16枚程度見られます。

ラプラディ 若魚サイズ
エンドリケリーとのハイブリッド 通称”ラプエン”
ラプラディ×エンドリケリーの
自然交雑個体、通称「ラプエン」

ラプラディはエンドリケリーと分布域が重複しており、まれに交雑個体が発生します。

ハイブリッド個体は「ラプエン」と呼ばれ、その希少価値からマニア人気の高いポリプテルスとして知られます。

現在ではブリード個体が作出、流通しています。
異種交配には賛否両論ありますが、より観賞性が高い個体が選べる点はメリットといえるでしょう。


ポリプテルス・ビキール・ビキール

学名:Polypterus bichir bichir
最大サイズ:100cm程度

下顎突出型を代表する、ポリプテルス最大種です。
体長も80~100cmと非常に大型になり、最大、最強のポリプテルスとの呼び声も名高い種です。
野生下では最大で1mを超えうるので、120cm水槽以上の大型水槽での飼育が適します。

体側の模様はラプラディに似ていますが、よりメリハリのついた印象があります。
体色も青灰色がかったものから、緑がかったものまで様々な体色が見られます。

以前はワイルド個体のみの流通でしたが、近年ではブリード個体がようやく流通するようになりました。

小離鰭は14~18枚程度見られます。

ビキールビキール 若魚サイズ
この時点で60cmを超えていますが、まだまだ大きくなります。

アミメウナギ

学名:Erpetoichthys calabaricus
Calamoichthys calabaricus

最大サイズ:90cm程度

アフリカに生息するポリプテルスに近縁な1属1種の魚です。
別名として、“ロープフィッシュ”の名前でも知られています。

厳密にはポリプテルスの仲間ではないのですが、性質や飼育方法が似通っていることもあり、アクアリウムにおいてはポリプテルスの仲間として扱われることの多い魚です。
ウナギといいつつ、ウナギの仲間でもありません。

ただし飼育に関しては、丁度ポリプテルスとウナギを足して2で割ったような飼育方法が理想的です。ポリプテルス以上に土管状のシェルターを好みます。

腹ビレは無く、ポリプテルスのようにガノイン鱗を持ちますが、ロープのように長い体が最大の特徴です。
飼い込まれた個体は、背側はモスグリーン、腹側はオレンジの鮮やかな体色を表現します。

最大で90cmまで育ちますが、60cm水槽でも終生飼育は可能です。

水質には寛容で飼育は容易ですが、ポリプテルス以上に僅かな隙間でも飛び出てしまいます。
このため、水槽には必ずフタが必要です。


ポリプテルス飼育の基本

ポリプテルスの飼育については、肉食魚としては比較的容易な部類に入ります。
上顎突出型の種であれば60cm水槽で飼育可能なものもおり、肉食魚としては混泳トラブルを比較的起こしにくいのも特徴です。

また、ブリード個体であれば人工飼料にも比較的早く慣れてくれます。

肉食魚でありながら、「省スペースで飼育ができる」「混泳トラブルを起こしにくい」「人工飼料にも餌付きやすい」といった具合に、はじめて肉食魚を飼育する方にとっても躓きにくい要素をそろえています。

後から肉食魚を追加したくなっても混泳できることが多いので、肉食魚飼育の入門にはまさにうってつけのグループです。

セネガルスのブリード個体は、
まさに肉食魚飼育入門者に最適です。

「ガノイン鱗」と呼ばれる屈強な鱗を持っているため、白点病にかかりにくいのもポリプテルスの特徴です。
水質の悪化にも強めです。

ただし、見た目によらずジャンプ力が高く、また見た目通りパワーが強いです。
このため水槽外への飛び出し事故が多いのは注意点です。

病気にはあまり罹らなくとも、水槽外への飛び出し事故により干からびてしまい、そのまま別れを告げるパターンは多く聞かれます。フタだけはしっかり閉めましょう。

水槽の選択

上顎突出型は60cm水槽以上、下顎突出型は90cm水槽以上が基本です。
上顎突出型でも成魚や、複数匹飼育することまで考慮すると、90cm水槽以上がおすすめです。

フタは必須です!

大型個体ではフタを押しのけて飛び出してしまうこともあります。
小さめの石など、重しになるものを載せるぐらい万全に対策しておいたほうが良いでしょう。

60cm水槽
90cm水槽
60cm水槽セット
90cm水槽セット
120cm水槽セット

ポリプテルスの飼育に関しては、何よりも「隙間なくフタが載せられるかどうか」を重視してください。
隙間がある場合は、なんとしてでも埋めましょう。

後述のろ過性能を考慮すると、
最初からオーバーフロー水槽での飼育もおすすめです。

フィルターの選択

水質には寛容なため、飼育するだけなら特に選びません。
体力のある魚なので、多少の汚れには適応してくれます。
基本的にはどのフィルターでも飼育可能です。

上部式フィルターか、またはオーバーフロー水槽での飼育が特におすすめです。

フィルターの種類おすすめ度備考
上部式フィルター★★★★★最もおすすめ!
オールガラス水槽には設置不可です。
オーバーフロー水槽★★★★★ろ過能力的にはおすすめ!
初心者には取り回しが難しいです。
投げ込み式フィルター★★★★☆安価な上にメンテナンスが容易です。
換水とメンテ頻度は多めを推奨します。
フィッシュレットとの併用必須です。
外部式フィルター★★★☆☆排泄量が多いので目詰まりしやすく、メンテナンス面では難があります。
ろ過能力自体は高めです。
外掛け式フィルター★☆☆☆☆排泄量が多いのでろ過が追い付きません。
底面式フィルター★☆☆☆☆排泄量が多いのでろ過が追い付きません。

はじめて飼育する場合は上部式フィルターが良いでしょう。
比較的安価で扱いやすい上にろ過能力が高く、よく食べよく水を汚すポリプテルスの特性にもマッチします。
上部式フィルターを採用する場合、基本的にオールガラス水槽には載せられない点にご注意ください。

大型の投げ込み式フィルターでも、換水頻度を週2~3回程度に増やせば飼育は可能です。

外部式フィルターは一般にろ過能力が高いとされますが、排泄量が多すぎるポリプテルスの場合は目詰まりしやすくメンテナンスしにくいです。
このため、選択肢としてはありですが、優先度は少し落ちます。

また、いずれのフィルターを使う場合であっても、「フィッシュレット」の併用が極めて有効です。

底床の選択

何も敷かないか、またはガーネットサンドがおすすめです。

ポリプテルスをはじめとした古代魚では定番の底床で、粒が細かいわりに比重があり舞い上がりにくいのが特徴です。

落ち着いた赤いの砂の色は、生体の発色を引き立てる効果もあります。

ポリプテルスにはガーネットサンド

ポリプテルスは排泄量が多いため、排泄物の掃除も重要です。
底床を厚く敷くとフン掃除が大変なので、薄く敷くと良いでしょう。
底砂が動くと水槽底面が見えるぐらいでちょうど良いです。

もし、メンテナンスの際に底床が邪魔と感じるようであれば、思い切って何も敷かないというのも一つの選択肢です。


レイアウト

ポリプテルスは排泄が多いため、”メンテナンスをいかに簡単に行えるか”が重要です。
メンテナンスのしやすさを考えると何も入れないか、入れても最小限とし、シンプルにまとめたほうが良いでしょう。

シェルター

ポリプテルスは土管などの隠れ家を好みます。
どの種も大きく育つと力が強いので、流木や石、シェルターなどは動かされないようにしっかり固定するのが望ましいです。

もしくは、多少動かされても問題ない形状や、材質のものを選ぶと良いでしょう。

重量のある土管は動かされにくくおすすめです。
塩ビ管は個体のサイズに合わせ、余裕のあるものを選びましょう。

以上の性質を踏まえると、陶器製の土管や、塩ビパイプなどが人気です。

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水草

ポリプテルスの水槽に水草を入れる場合、底床に直接植え込むことができません。
このため、アヌビアスやミクロソリウムなどの「活着系」水草から選ぶと良いでしょう。

メンテナンスの際に簡単に動かせるかどうか”も重要なポイントです。

アヌビアス・バルテリーを流木につけたものは特におすすめ
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人工飼料

沈下性の肉食魚用人工飼料が適します。
ポリプテルス用と記載のあるものが最適で、他にナマズ用のものも使えます。

ポリプテルス専用品なら間違いなし
小型個体には「ミニキャット」がおすすめ

一般に肉食魚は餌付けに難儀することも多いですが、ポリプテルスのブリード個体はほとんどの個体が人工飼料に餌付いてくれます。
肉食魚でありながら、餌付けが比較的容易な部類に入る点はうれしいところです。

ワイルド個体であっても、慣らせば比較的高確率で食べてくれます。

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生餌

ポリプテルスは比較的人工飼料に餌付きやすい魚です。
しかし、全ての個体が餌付くわけではありません。

個体によっては、活き餌から徐々に慣らさないと食べない個体もいます。
底生魚なので、活き餌は底層を泳ぐドジョウやスジエビのほうが、定番とされるメダカよりも良いでしょう。
スジエビは幼魚向け、ドジョウは成魚向けです。

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乾燥餌としてはクリル、冷凍餌としては小型個体であれば赤虫、成長した個体であればスジエビがおすすめです。

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混泳

ポリプテルスは、大型肉食魚としては比較的混泳させやすい部類に入ります。
基本的に低層を泳ぐので、上層を泳ぐ魚種とはトラブルが生じにくいです。

シルバーアロワナ
ルビーレッドオスカー
ダトニオプラスワン

アロワナ、オスカー、ダトニオなど人気の大型魚の一緒に泳がせる混泳相手として、この点からもポリプテルスは人気があります。

ポリプテルス同士での混泳も、もちろん可能です。
お互いが口に入らないサイズであれば、問題なく混泳できます。

「上顎突出型」と「下顎突出型」では若干性質が異なるので、サイズが近い種を混泳させるようにしてください。
両者を混泳させる場合、「上顎突出型」>「下顎突出型」となるサイズの個体を選んだ方が、力関係が保たれやすいです。
「下顎突出型」のサイズの方が大きく、力関係に差があると、「上顎突出型」の種が丸のみされてしまう恐れがあります。

上顎突出型

セネガルス、デルヘッジィ、オルナティピンニス、パルマスなど

下顎突出型

エンドリケリー、アンソルギー、ラプラディ、ビキールなど

ただし、混泳させると多かれ少なかれヒレのかじり合いのトラブルが生じる場合があります。
多少かじられたぐらいでは再生するので特段問題ありませんが、もし気になるようであれば単独飼育のほうが良いでしょう。

特にロングフィンタイプの改良品種は、ヒレをかじられると観賞性を著しく損ないます。

ロングフィン系のポリプテルスは、単独飼育がおすすめです。

ポリプテルスがロングフィンの場合だけでなく、オスカーなど混泳相手がロングフィンの場合も同様です。

ロングフィン・セネガルス
ロングフィン・タイガーオスカー

ポリプテルスの繁殖

野生下のポリプテルスは、乾季から雨期にかけて繁殖時期を迎えます。
産卵には数カ月かかり、3~4日の間隔で繰り返し行われます。

水位が下がり、気温が上がる「乾季」の環境から、水位が上がり気温が下がる「雨季」の環境を再現すると良いでしょう。
つまり、9~10月にかけてが狙い目です。

親個体が太りすぎると繁殖成功率が下がるといわれているため、エサの与えすぎと体調には注意が必要です。

また、大型魚を繁殖させる場合、十分なスペースの水槽が必要です。
稚魚も数十匹単位で生まれてくるうえ、寿命も10年以上あります。
孵化した後にどう育てるかまでを視野に入れてから繁殖にチャレンジしてください。

雌雄判別について

尾ヒレの下にある、小さな尻ビレの形状でオスメスの判別が可能です。
オスの尻ビレの形状は肉厚で丸い扇型、メスは細長い形状になります。

※ただし、小型個体では判別できないので注意が必要です。

繁殖方法

大型魚は成熟に時間がかかります。
オスメスともにしっかり飼い込まれた、健康な個体を選ぶ必要があります。

成熟について

ブリード個体ならオスは2~3年、メスは3~4年で性成熟します。
オスは30~40cm、メスは35~45cmほどの体長になれば繁殖可能です。

ワイルド個体は入荷時点で何歳かはわかりません。
ワイルド個体はブリード個体に比べ成熟が遅いため、しっかりと飼い込んで繁殖させましょう。

  • 繁殖するための設備を調えます。(120cm以上の水槽を推奨します。)
  • ウィローモスなどの産卵床となる水草を準備します。
  • 水温を28℃程度前後に設定(通常より少し高め)

とすると、成功することがあります。
夏の終わり~秋にかけてはこの環境を再現しやすくなります。

オスとメスがそろっていても、個体の相性によっては上手くペアにならないことがあります。
オス1:メス2といった匹数の割合にし、メスを多めに飼育すると成功率も上がります。

稚魚の育成

卵がふ化したら、稚魚にはブラインシュリンプの幼生をふ化させて与えます。
成長段階に応じてブラインシュリンプ→冷凍赤虫と切り替えてください。

冷凍赤虫を食べる個体であれば、人工飼料に餌付いてくれる確率は高いでしょう。
食べない個体は、ミナミヌマエビやアカヒレなどの活き餌を与えてください。

水をよく汚すので、水換えも高頻度で行いましょう。
2日に1回くらいのペースで、飼育水の約1/3を換えると良い結果が得られます。

成長してサイズ差が出てきたら、なるべく早めにサイズ別に分けましょう。
そのままにしておくと、成長の速い個体が小さい兄弟を共食いしてしまいます。


ポリプテルスの病気

ポリプテルスは「ガノイン鱗」と呼ばれる分厚く丈夫な鱗を持ち、病気にはめったにかかりません。
特に多くの熱帯魚がかかりやすいとされる、白点病にはかかりにくいといわれています。

ただし、「ポリプティ」と呼ばれるポリプテルスを専門に寄生する寄生虫が知られています。
これはポリプテルス独自の注意事項です。

ポリプテルスの飼育を楽しむためには、必ず知っておくべき存在といえるでしょう。

ポリプティ

ポリプティとは、ポリプテルスを専門に寄生するギロダクチルス科に属する寄生虫です。
ポリプテルスとそれに近縁なアミメウナギにのみ寄生します。
ポリプティに感染した個体がいると、他のポリプテルスにうつしてしまうので注意が必要です。
なお、ポリプテルス及びアミメウナギ以外には寄生しません。

ポリプテルスの体表に、半透明で細長いイトミミズのようなピロピロとした物体がうごめいていることがあります。これがポリプティです。

ポリプティに関しては、一般的に入手可能な魚病薬で治療可能なものはありません。
駆虫系の魚病薬で駆虫は可能とされますが、メーカーでは古代魚への使用を禁止しています。
それでも使用する場合は、自己責任で使っていただくしかありません。

ただし、ワイルド個体を扱う店であれば、大抵1回は駆虫をしていることが多いです。
1度駆虫してもポリプティは再発することがあります。
とはいえ、すぐに死んでしまうような病気ではありません。

ワイルド個体は100%に近い確率で寄生されているといわれており、これを持ち込みにくいという点で、最初はブリード個体からの飼育がおすすめです。

エロモナス感染症

ポリプティの影響による二次感染や、長期間水換えを行わなかった場合、エサの偏りによる内臓疾患などを原因として感染することがあります。

ヒレや体表の一部が充血したり、鱗の一部が逆立ったりといった症状が見られます。

ポリプテルスは古代魚なので、一般的に魚病薬は使用できない点に注意が必要です。
魚病薬の注意事項はよくご確認ください。

【制限事項】

1.観賞用のコイ、フナ、金魚ならびに淡水産熱帯魚以外には使用しないこと。

2.古代魚、ナマズ類等薬剤に敏感な魚には使用しないこと。

エルバージュエース 注意事項より抜粋

発見が初期であれば、塩水浴は一定の効果があるといわれます。

外傷

ポリプテルスは大型に育つので、その分物理的な傷や欠損が目立つことがあります。

とはいえ、基本的には体力があり丈夫な魚なので、多少の外傷ぐらいはへっちゃらです。
完全に欠損していなければ、時間はかかるもののいずれ自然に治ります。

鼻管のスレ、欠け

ポリプテルスの鼻は管状の器官がついています。
これを「鼻管」と呼びます。

特に上顎突出型はこれがスレていたり、欠けてしまっていたりすることも多いです。
根元から削れていなければ、時間はかかるものの再生します。

ワイルド個体の場合は、厳しい自然を生き抜いてきた証拠でもあります。
個性の一つとみなすこともできるでしょう。

顎のスレ

輸入直後の下顎突出型によく見られます。
大型個体になればなるほど、見かける確率は高くなります。

少しまくれや傷が残ることがありますが、厳しい自然界を生き抜いてきた証拠でもあります。
個性の一つと見做すこともできるでしょう。

また、時間はかかりますが自然に治るため、あまり気にする必要はありません。


ポリプテルス用語集

多鰭魚・・・ポリプテルスの別名です。
一般的な魚類の多くは条鰭類に属しますが、この中でも最も原始的とされる多鰭類にポリプテルスは属します。

外鰓・・・ポリプテルスの幼体に見られる、エラブタの外に見られるエラです。

ウーパールーパーのものと同じ器官で、幼魚のうちは呼吸に役立ち、成魚になると消失します。

ラプラディの幼魚
ウーパールーパーのような
外鰓が特徴です。

ガノイン鱗・・・ポリプテルスが持つ分厚く頑丈な鱗です。
この厚い鱗のおかげか、白点病にはかかりにくいといわれています。

パルマスタイプ・・・上顎突出型の別名です。
上顎が下顎よりも突出するグループで、比較的飼育しやすい小型種が多く属します。
60cm水槽で終生飼育できる種も多く属します。

ビッチャータイプ・・・下顎突出型の別名です。ビチャータイプ、ビキールタイプとも呼びます。
下顎が上顎よりも突出するグループで、迫力のある大型種が多く属します。
飼育には基本的に90cm以上の水槽を想定しておきましょう。


投稿者
ほにゃらら sp.

福島県産のワイルド個体。
ロカリティの詳細は残念ながら記録がない模様。
アクアリウム歴はだいたい20年くらい。
「同属内で多様なバリエーション」が好き。若干コレクター気味。
つまりコリドラスや、ミクロソリウムが最高。ということですね。

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