どうも、ほにゃらら sp.です。
このコーナーではアクアリウムの森羅万象、あらゆる関連製品・生体について、
コリドラス飼育目線
での、見解・感想なんかを紹介していきます。
第16回では、比較的知名度のあるコリドラスについて、英名(英語圏での流通名)を一覧にして紹介しようと思います。

(アエネウス)
例えば通称「赤コリ」ことコリドラス・アエネウス。
英名では「Bronze Corydoras」という名前で呼ばれています。
日本式に言えばさしずめ「青銅コリ」といった具合でしょうか。
なんとなく日本の「赤コリ」よりも、「青銅コリ」の方が、より的確に本種の色合いを表現できている気がしないでもないですね。
このように海外での流通名を知っておくと、海外の文献から情報を集めたり、海外の愛好家と交流したりするときなどに役に立つでしょう。
「Corydoras」の表記の他には「Cory」「Cory Catfish」などの表記があるようです。
日本ではコリドラスの愛称として「コリ」と略しますが、海外でも「Cory」と略記するようです。
コリドラスの英名一覧
日本ではポピュラー種を除いて、学名そのままで呼ばれることが多いコリドラス。
海外では、その種の特徴をあらわしたさまざまな流通名が付けられているようです。
ピックアップ!英名の面白いコリドラス
色コリ系
日本では「赤コリ」「白コリ」「青コリ」の3種類ぐらいでしか呼ばれませんが、英語圏ではもう少し数が多く、呼び分けされているようです。
特にナッテレリーが「Blue Corydoras」なのは面白いところです。
青コリといえば日本ではパレアタスを指しますが、海外ではナッテレリーを指します。
海外の文献では「Blue Corydoras」と表現するとナッテレリーを指しているので、パレアタスをイメージしてしまうと正しく読み取れていないことになってしまいます。
ちなみにパレアタスは「Peppered corydoras」と表現されるようです。
人名由来
本物-偽物関係
日本でも類似種同士を指して片方が本物、もう片方を偽物とする呼び方はよく見かけます。
海外では意外な組み合わせが、本物偽物の関係とされていることもあるようです。
Spotted corydoras系
アイバンドにスポット柄、ブラックトップと“よくある柄”が共通する2種。
海外ではアムビアクスが本物で、パンクが偽物とされているようです。
Spotback corydoras系
こちらもアイバンドにスポット柄が共通する2種。
海外ではブロッキーが本物で、デルファックスが偽物とされているようです。
Reticulated corydoras系
日本では“ネットワーク系コリドラス”の代表として知られる2種。
どちらも独特な網目模様が特徴の種です。
この組み合わせではレティキュラータスが本物、ソダリスが偽物の関係とされるようです。
種小名の「reticulatus」は網目状、「sodalis」は仲間や親せきを意味するラテン語であることからも、レティキュラータスがこのグループでは代表として扱われているものと思われます。
この本物と偽物の関係はあくまでも、“海外における流通の都合上、便宜的に付けられたもの”です。
巷の評価に惑わされてはいけません。
本物偽物といった評価に関係なく、自分が良いと感じたコリドラスを飼育することが一番大事です。
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