ゼロから解説!メダカの飼い方②<水合わせ・エサやり・水換え>

メダカ
メダカ

水槽飼育の基本を学べる教科書のような存在でありながら、奥深さも持ち合わせているメダカ。
最近ではさまざまな改良メダカが誕生し、眺める、育てる、殖やす、集める、作出する……
楽しみの幅がより広がっています。
メダカはとても育てやすく、お子さんのはじめての水槽飼育にもおすすめです。
そんなメダカの飼い方・育て方についてQ&Aを交えながらやさしく解説します。
今回は水合わせ・エサやり・水換え編です。

水合わせって?

水槽の準備はできました。水もカルキ抜きしてあるし、買ってきたメダカも元気です。
このまま水槽にメダカを入れてもいいですよね?

いいえ、ダメです。いきなり水温や水質の違う水に入れては、

メダカたちにとっては大ダメージ!これでは元気なメダカも死んでしまいます……。

購入した、届いたときは元気だったのに、水槽に入れたとたんに死んでしまった……。
メダカに限らず、水槽飼育ではよくあるケースです。
水槽で飼育する生体は、どんな生き物でも「水合わせ」をする必要があります

水合わせは新しい飼育水に少しずつ慣れさせて負担を減らすために行う作業です。
見た目にはわかりませんが、メダカたちがそれまで暮らしていた水と新しい飼育水の水質・水温は同じとは限りません。輸送のストレスもまたメダカたちに負担をかけるものです。

水合わせを行わないとメダカが体調を崩し、病気や死ぬ原因となります。

特に夏や冬は水温差が生まれやすくなるため、水合わせは確実に行ってください。

なお、メダカの飼い方①でも触れていますが、メダカの飼育に水道水を使う場合は「カルキ抜き」という作業が必要です。水道水には塩素(カルキ)を含んでいます。カルキを抜く主な方法として、①バケツなどに水をくみ1~2日ほど直射日光に当てる、②カルキ抜き剤を使用する、2通りあります。

カルキ抜き剤なら時間がかかりません。カルキ抜きを忘れたり、天候が不安定だったりした場合に備えてカルキ抜き剤があると良いでしょう。ただし、カルキ剤を過剰に使うとかえってメダカに有害です。使用の際は製品に記載された量を守ってください。

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ゼロから解説!メダカの飼い方①<飼育に必要なもの>

メダカの水合わせってどうやるの?

水合わせって簡単にできますか?

はい。メダカの水合わせは簡単で特に道具を使わなくてもできますよ。
手順どおり時間をかけて行ってくださいね。

メダカの水合わせの手順をご紹介します。
水温・水質に急激な変化がない限り、メダカは基本的に丈夫な魚です。
道具のいらない簡易版の方法でも大丈夫です。

水合わせの手順

①メダカを袋のまま(入手した状態)で水槽の水に15~30分(冬季は1時間)ほど浮かべます。
②水温を合わせたら①の袋の水を1/3ほど捨て、捨てた分と同じ量の水槽の水を入れ、
 15分ほど水槽の水に浮かべます。このとき、袋が水槽の中に落ちないよう固定してください。
③②の作業を3~4回ほど繰り返します。
④メダカだけをすくって水槽に入れて完了です。

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メダカにエサはいつあげるの?

無事に水合わせできました。エサを与えたいのですが?

新しい環境に慣れるまでエサはあまり食べる気がしません。少し待ってくださいね。

水槽に導入したばかりのメダカは、環境変化によるストレスで食欲も落ちています。
導入して2~3日間はエサを与える必要はありません。
通常のエサやりは1日2回、それぞれ食べきれる量を与えてください。

与え過ぎはは水質悪化や病気の原因となります。
食べ残しは水を汚す原因となるため、取り除きましょう。

水換えは、屋内飼育では2週間に1回程度、屋外飼育の場合は月に1回程度ペースで行います。

水換えの手順

①カルキを抜いた水を用意します。
②全体の1/3の水程度の水を入れ替えましょう。このとき、メダカを取り出す必要はありません。
③新しい水をゆっくりとやさしく入れます。ザバーッと入れるとメダカに負担がかかってしまいます。

水換え用に使用する水も水槽の水温にしておくことが望ましいです。
→バケツに水をくみ、飼育環境と同じところに半日ほど置き、水温が同じになったら使うのが理想。

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まとめ

水合わせ、水換えは水槽飼育の基本です。
メダカを水槽に導入する際は、まずはきちんと水合わせを行ってください。

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