ミッドナイトフリルメダカ<改良メダカ解説>

メダカ
メダカ

どうも、ほにゃらら sp.です。

今回ご紹介するのはミッドナイトフリルメダカ。
オロチなどに代表されるブラック体色に、ワイドフィンやフサヒレを組み合わせた表現となっています。

全身が真っ黒で、各ヒレも著しく伸長します。
「体外光タイプ」「ラメタイプ」「漆黒タイプ」といった3つのタイプが知られています。

ミッドナイトフリルメダカとは

基本情報
飼育しやすさ★★★★☆
容易
入手しやすさ★★☆☆☆
やや難しい
維持しやすさ★★☆☆☆
やや難しい
最大体長3~4cm程度
適正水温5~28℃
作出年2023年
表現系の構成要素体外光、一周光、ラメ、ロングフィン、ワイドフィン、フサヒレ、ブラック体色

ミッドナイトフリルメダカには3タイプあり、「体外光タイプ」「ラメタイプ」「漆黒タイプ」があります。

共通するのはブラック体色にワイドフィンとフサヒレが乗ることです。
「体外光タイプ」はこれに加えて体外光と一周光、「ラメタイプ」はラメと一周光が乗ります。
「漆黒タイプ」は体外光、ラメ、一周光などにより表現される光沢がほとんど乗りません。

体外光タイプ
体外光タイプ 上見
体外光タイプ 横見

背部の光沢と一周光が際立つタイプです。

交配元に使われたエメキンの表現が強く出るタイプと思われます。
光沢だけでなく、3タイプの中でも一番ワイドフィン、フサヒレの形状が整いやすいといわれています。

ラメタイプ
ラメタイプ 上見
ラメタイプ 横見

ラメが際立つタイプです。
一周光はこちらのタイプでも見られます。

交配元に使われたブラックダイヤのラメが強く出るタイプと思われます。
ワイドフィン、フサヒレの形状も比較的整いやすいといわれています。

漆黒タイプ
漆黒タイプ 上見
漆黒タイプ 横見

光沢がほとんど入らないタイプです。
ラメがわずかに入ることはあります。

3タイプの中で最も黒の強さを目指したタイプです。
ワイドフィン、フサヒレの形状は整いにくいといわれていますが、背地反応をしないブラック系統のメダカでロングフィンというだけでも、珍しい表現を持つ品種です。

飼育のコツ

ミッドナイトフリルを上手に飼育するためには、次のポイントを意識すると良いでしょう。

観賞スタイル

品種の特性を存分に引き出すなら、上見での観賞がおすすめです。

ワイドフィンと一周光が際立つので、横見での観賞も十二分に見事です。

基本的には上見での観賞が
推奨されます。
横見だと輪郭が光沢に包まれる
「一周光」の表現が際立ちます。

容器

黒系、白系どちらの容器も良いでしょう。
それぞれにメリット・デメリットがあります。

ミッドナイトフリルは背地反応しないタイプのブラック体色のメダカですので、黒容器・白容器、どちらで飼育しても問題ありません。

黒を重視するか、光沢を重視するかで判断が変わってきます。
黒の発色を重視する場合は、白容器で飼育したほうがより際立って観賞できるでしょう。

光沢を重視する場合は、黒容器で飼育したほうが引き締まって鑑賞できます。

このため「体外光タイプ」「ラメタイプ」には黒容器が、「漆黒タイプ」には白容器が合うといえるでしょう。

「体外光タイプ」「ラメタイプ」は
黒容器での飼育がおすすめです。
「漆黒タイプ」は
白容器での飼育がおすすめです。
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最近ではグレーの容器も見かけるようになりました。

ベースの体色が濃色で、体外光を持つ品種はグレーの容器とも相性が良いです。

エサ

餌に関しては特別な注意事項はありません。
一般的なメダカ用のエサで大丈夫です。

エサは特別こだわらなくてもOK
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水温

「ワイドフィン」や「フサヒレ」の形質を持ったメダカは、育成時の水温が重要ともいわれています。
体色や光沢の強さは遺伝で決まる要素が多いようですが、ワイドフィンやフサヒレに関しては飼育環境で決まる要素も多いようです。

特に成長期、生後2~3カ月頃までは、通常よりもやや高い水温で飼育したほうが良い結果が得られるといわれています。

28~30℃程度を目安に管理すると良いようです。

飼育密度

ヒレを美しく仕上げるためには、飼育密度も重要なようです。

成長期には1匹あたり2~3L程度の水量を確保し、スペースには余裕を持たせて飼育することで、良い結果が得られるといわれています。


バリエーション

ミッドナイトフリルと関連深い品種をいくつかご紹介します。

マリアージュキッシングワイドフィン“エメラルドフィンタイプ”(エメキン)

ワイドフィンタイプの品種の中でもトップクラスの人気を誇るメダカです。

ミッドナイトフリルの交配元としても使われ、ワイドフィンやフサヒレ、体外光、一周光の表現はエメキン譲りと考えられます。

マリアージュキッシングワイドフィン

エメキンのエメラルドフィンタイプでないほう、つまり標準的な“マリアージュキッシングワイドフィン”がこちらのタイプです。

エメキンと異なるのは黄金体色が入ってない点。
こちらはシンプルな青体色で表現されています。

エメキンはマリアージュキッシングワイドフィンの形態に、「エメラルドフィン」という品種の色彩を組み合わせて作出されました。

ブラックダイヤ

背地反応の起こらないオロチ譲りのブラック体色にラメが乗る品種です。

ミッドナイトフリルの交配元に使われた品種で、これにエメキンを掛け合わせることで作出されました。

背地反応が起こらないブラック体色やラメの表現はブラックダイヤ譲りと考えられます。


ミッドナイトフリルメダカ まとめ

体外光タイプ
ラメタイプ
漆黒タイプ

ミッドナイトフリルメダカ。

「体外光タイプ」「ラメタイプ」「漆黒タイプ」といった目指す改良の方向性が異なる3タイプがあり、それぞれのタイプに異なる魅力があります。

体形はエメキンにならったワイドフィン、フサヒレの形状を理想としています。
いわば“背地反応を行わない、ブラック体色のエメキン”が理想形の一つといえるでしょう。

ブラック体色にワイドフィンが組み合わさることで、豪華ながらもどこか引き締まった印象を受ける品種です。

ミッドナイトフリルメダカを美しく仕上げるためには、成長期に水温や飼育密度を上手にコントロールすることもカギとなるようです。
ぜひ手に入れて、その黒い体色と豪華なヒレの組み合わせを堪能してみてください。

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投稿者
ほにゃらら sp.

福島県産のワイルド個体。
ロカリティの詳細は残念ながら記録がない模様。
アクアリウム歴はだいたい20年くらい。
「同属内で多様なバリエーション」が好き。若干コレクター気味。
つまりコリドラスや、ミクロソリウムが最高。ということですね。

AQUALASSIC(アクアラシック)

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